いよいよ14日(日)に衆院選が迫っています。読売新聞夕刊14面には開票作業に燃える各自治体の選挙管理委員会の様子が書かれています。汚名返上を誓うという熊本市では、前回選で最終確定時刻が3時間も遅れた事から、データ入力の手順と注意点をまとめたマニュアルを作成したといいます。「丁寧にチェックすれば防げた」というミス。職員研修も行い、準備は万端のようです。
一方で、長野県小諸市は全国有数の開票速度を誇っているといい、より一層早い開票を目指すために、「トヨタ生産方式」を取り入れたいと、トヨタの指導を仰いだそうです。
と、ここまで各自治体の選挙管理委員会の努力をご紹介しましたが、「この努力って必要なの?」と思うばかりです。次の日のニュース番組や新聞などで知れれば私はそれでいいと思ってしまいます。開票を閉め切ったあと、テレビに続々と流れる速報の嵐に辟易します。
これが選挙管理委員会の仕事なのだと言われればそうなのかもしれませんが…自治体同士で争う必要はないんじゃないかなと思います。結果だけ知っても意味がないと思います。みなさんどう思いますか?開票作業は、早い方が良いですか?早く結果を知りたいと思いますか?
前回の衆院選では、全ての開票にかかった時間は54分だったそうです。今回はいったい何分かかるのでしょう。前回タイムを切ることが目的になっていませんか。
12日付け読売新聞夕刊『開票作業 早く正確に 人員減でも「前回並み」 信頼回復へ監視徹底』