私が所属する部活は早朝から練習があるため、部活の所有する施設で宿泊する生活をしています。
そのため、朝食と夕食は部員が作り施設でみんなで食べます。
そこで食べることを奨励されているのが納豆です。50人近くいる部員の納豆を調達するのはスタッフの仕事。私もスーパーで一度に18パックもの納豆を買っていくことが習慣となっています。
大量の納豆を消費する私たちにとって値上げは痛手です。
ミツカンは6月から納豆10商品の参考小売価格を10~20%程値上げする予定です。
その原因は人手不足に伴う人件費の負担増加です。納豆は製造工程の中で手作業が多く、また鮮度を守るためにこまめに出荷しています。品質保持のためには人手を削ることは出来ません。
私はアルバイトを探している間、様々な企業の人手確保のための努力を目にしました。交通費の支給はもちろん、説明を聞きに行くだけで図書カードやクオカードを渡すなど人を惹きつけるための様々な努力がありました。
しかし、人々が最も注目するのは時給、そして就業可能時間です。
「少しでも時給がいいところに人が流れるので時給を上げざるを得ない状態。」
時給を高くすると人は集まりますが、その分商品価格に影響が出ます。
私は、アルバイトやパートにももっと柔軟な就業時間を認めれば人手を集めやすくなるのではないかと思います。
アルバイトを探している間、求人の多さに対して最低就業日数が多く、シフトが固定的である企業が多いことに疑問を感じました。
システム上、アルバイトやパートに自由なシフトを認めることに限界がある場合もあると思います。
しかし、少しの時間でも働きたいという人を確保することは人手不足解消につながるのではないでしょうか。
参考記事
8日付 読売新聞朝刊(大阪14版)3面(総合)「食品高騰 「景気に水」懸念」