競技の理解を深めよう

今回のオリンピックは、政治色が強い(オリンピックと政治)、競技時間をはじめ選手ファーストではないといった批判がなされています。その一方、日本では長野五輪を超える過去最高のメダル数ということもあり、連日紙面をにぎわせるなど盛り上がっています。

その中で、本日の各紙一面は惜しくも準決勝で敗れた日本カーリングチーム「LS北見」を取り上げています。前回のソチ五輪からカーリングにはまり、今大会も一番注目していた筆者もテレビで観戦していました。第1エンドで韓国チームに3点を取られたときには、厳しいなと思いましたが、そこから驚異の粘りを見せ、延長戦まで持ち込むことができました。

地元韓国との戦いで、会場は大声援に包まれていました。「テーハミング」(大韓民国の意)という掛け声、韓国チームのショットが決まるたびに起こる大歓声。テレビの解説の人もこんな状況がなかなかないというほどの盛り上がりでした。

また、日本チームがミスショットをしたときにも「イェーイ」という歓声が聞こえます。しかしカーリングという競技は紳士、淑女のスポーツであり、相手のミスを喜ぶことは本来してはいけないことなのだそうです。これに対し、日本の吉田知那美選手は「失敗して“イェーイ”って言われるのはすがすがしい。絶対にミスしないって気持ちの強さになった。盛り上がってくれれば何でもいい。」と述べています。

おそらく、韓国国民も悪気があるわけではないと思います。自国のチームが勝ってほしい、という純粋な気持ちで出てしまったのでしょう。ですが、やはり選手には気持ちのいい状況で試合をしてほしいものです。

2020年には、東京でオリンピックが開かれます。そのとき、応援する我々がマナー違反のないようにしなければいけません。知らなかったで済まさないように、まずは各競技をしっかりと勉強していく必要があります。

参考記事:

24日 「各紙 カーリング女子関連面」