就活生へ 〜あがり症を解消するには〜

就活情報解禁日の3月1日まで、残すところ1週間となりました。本格的な就職活動を目前に、来春卒業の学生の間ではより一層緊張感が高まっていることでしょう。そんな皆さんに、応援の気持ちを込めて、ちょっとした「あがり症」解消術を紹介したいと思います。

そもそも、あがるとは「緊張によって頭に血がのぼり、平静ではいられない状態」を指します。世界の中でも、日本人は内向的で不安を感じやすい遺伝子を持つ割合が高く、あがりやすいようです。不安を感じると、アドレナリンとノルアドレナリンが分泌され、交感神経の働きが強まり、心拍数や血圧が上がります。これが冷や汗や口内の乾きとなって現れるのです。

あがり症を和らげるために心がけることは、次の二つ。一つは、意識して体を動かすことです。胸を張って背筋を伸ばし、腹式での深い呼吸を意識すると良いそう。人前で話す際に起こりやすい声の震えがなくなれば、気持ちにゆとりができます。緊張で硬直した体をほぐすためのストレッチも効果的です。

もう一つは、メンタル面の働きかけです。「話す前に参加者を見回し、わかりやすく伝えるにはどうすればいいのかを考えるようにする」「人から見られることを意識せず、むしろ、自分が見る側だと考え」るようにすると、あまり緊張しなくなるようです。また、何度も反復練習をして、自信を持つことも重要です。

もうインターンシップや解禁前のセミナーに取り組んできた人も多いでしょう。企業によっては既に実質的な選考を始めているところもあると聞きます。あらたにす「就職活動」ページでは、朝日・日経・読売の各社による就活ページをはじめ、就活に役立つ様々なリンク先を紹介しています。ぜひ、ご活用ください。

かくいう私は2年生で就活はまだ先の話ですが、どんな道に進むか、どんな企業があって自分は何をしたいのか、そろそろ真剣に考えなければいけません。人生の進路を左右する重大な活動において、大きなプレッシャーや不安を感じてしまうのは、極めて自然なことです。でも、隣の学生だって同じように緊張しているはず。肩の力を抜いて、深く呼吸をして、いつも通りを意識すれば、きっと大丈夫。

 

頑張れ、就活の先輩たち。

 

参考

22日付 読売新聞朝刊(東京12版)19面(くらし)「日本人はあがりやすい?」