不在者投票に注目

小学生の頃、アイドルグループであるモーニング娘。が好きでした。曲がリリースされる度に、歌って踊っていました。印象に残っているのは「ザ☆ピ~ス!」。明るいダンスナンバーです。

選挙の日って ウチじゃなぜか 投票行って 外食するんだ〜♩

歌詞のように、投票所に出かけることは楽しいもの。みんなが積極的に参加しているとすら思っていました。ですが、実際はそうではないようです。休日にもかかわらず、一票を投じるため着替えて、ご近所の目もあるのでわざわざメイクもする。けっこう面倒だと思う方も多いことでしょう。投票率が低くなるのもわかる気がします。

22日に衆議院総選挙が行われました。総務省が発表した投票率は、戦後最低だった前回(2014年)を1.02ポイント上回る53.68%でした。今回は台風が接近していたため、土砂降りの雨が続きました。足元が滑りやすいことにもかかわらず、前回より上がっていたことに少し安心しました。

注目したいのは、年代別のデータです。総務省によると、18、19歳をあわせた投票率(速報値)は41・51%で、全体より下回っています。工夫をすればもう少し引き上げることができると思います。例えば、不在者投票の存在を広める取り組みです。

「住民票がこっち(東京)にないから行けなかった」と大学で選挙のたびに耳にします。下宿や一人暮らしをしている友人は住民票を移動していないことが多いのです。「変更しない学生が悪い」と言われてしまえばそこまでなのですが、友人たちの理由にも理解できます。生まれ育った地元の成人式に参加したいからです。また就職で地元に戻る可能性もあるので移さない、卒業後に移動すればいいと考える人も少なくないのです。期日前投票は身近になりましたが、不在者投票についてはあまり知られていません。大学の前でやり方を教えてあげることも、重要な取り組みだと思います。

妹が他県で一人暮らしをしているので、不在者投票をしていました。実際にやってみると書類を請求したり時間と手間がかかります。本音をいえば、もっと手続きが簡単だと嬉しいです。多くの人に投票機会を与えたいなら検討すべきです。このままの制度や取り組みで次回の投開票日を迎えるのならば、また同じ結果となるでしょう。

参考記事
25日付 朝日新聞(東京14版)4面「18、19歳は41.51% 投票率、全体下回る 衆院選」