休活って知ってる?

大学を休学し、海外の教育現場を体験したり、企業で働いたり、自身の興味に合わせて経験を積む若者が増えていて、休学活動を略して「休活」とも呼ばれているそうです。あらたにすではこれまで、おなじみの「就活」の他にも「婚活」「終活」「朝活」などを取り上げてきましたが、今日は「休活」について考えてみましょう。

「教育先進国フィンランドの学校現場が見たい」と考えた女子大学生は1年間休学し、フィンランド南部の公立中などで実習を体験。現地の幼稚園や中学では折り紙や牧寿司の作り方を子供たちに教えるなどして、帰国後、教育関連企業から内定を得ました。「教科書にとらわれない授業など、日本との違いを考えさせられた。就職が1年遅れたが、得たものは大きかった」と語る。

関西のある男子大学生も1年間休学。フィリピン・セブ島で英語を学んだ後、米国などで働き、セブ島で就業体験をしたい日本人学生向けに求人広告を集めたウェブサイトを作りました。「休活は、多くの企業から主体的な行動力があると評価された」とし、東京のIT企業に就職する予定だ。

このような活動を、大学が支援する動きも広がっています。大阪大では留学などで休学する学生向けの制度を来春にも新設。授業料など数十万の支払いを10万円程度の在籍料だけにする大学も増えています。「休学は就活にマイナス」との声も根強いですが、人材育成会社の代表によれば、「企業は、海外で何を学んだかに興味がある。学生にしっかりとした目的意識があれば、「休活」はもはやハンデになる時代ではない」とのこと。

皆さんは「休学」、考えたことありますか?休学したらやってみたいことありますか?また、「休活」を実際にされた方、これからしようかな…と考えている方、ぜひお話を聞かせてください。

読売新聞(4版・大阪)社会面「学生 休学活動のススメ」

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