中学の部活の指導はだれがすべきか。

「中学時代の思い出はなんですか?」と聞かれたら、部活動と答える方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。今日は、大阪市が中学の運動部の外部委託を検討しているという話題を取り上げます。部活動に励んだ青春時代を思い出しながら読んでいただけたら嬉しいです。

大阪市と大阪市の教育委員会が、市立中学校の運動部の指導を外部委託するかどうかに関する検討を始めたようです。狙いは、教員の負担軽減と技能向上だといいます。委託先は、法人格がある総合スポーツクラブや地域のスポーツ団体であり、また、「学校活動」の形態を維持するため、指導面だけを委託し、引き続き教員には安全管理や運営をまかせる予定だそうです。

運動部の顧問になると、教員が休日に1日も休めないケースがあり、指導レベルにもばらつきがある。

と、市関係者は述べました。教員は、ほぼボランティアで部活動などの課外活動を指導しており、そのような指導は教員が行うことではないという声もあります。しかし、たしかに教員の負担は大きいでしょうが、教師は部活動を指導することによって生徒とのコミュニケーションがよりよくとれたり、また運動を通してだからこそできる教育も少なからずあるのではないでしょうか。

さて、中学時代部活をしていたみなさんは、誰に指導されていたでしょうか。学校の先生でしたか?それとも外部コーチだったでしょうか。その経験を踏まえ、中学の部活動はだれが指導するべきだと考えますか?部活動をはじめとする課外活動の価値が薄れていく中、このような活動の意義は何なのでしょうか。ご意見お待ちしております。

 

9月22日付 朝日新聞 夕刊 14面 「市立中学の部活 外部委託を検討」