高齢社会と医師不足

今日は、敬老の日。全国各地でも、お年寄りのためのイベントが開かれているようです。さて、国民の祝日に関する法律では、敬老の日は、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされています。しかし、最近の風潮として、「お年寄り」という言葉を聞くと、社会保障費が上がるとか、介護が大変など、マイナスなイメージを抱くようになってきたと感じるのは私だけでしょうか。私たちが生きる社会の礎を築き上げたのもお年寄りであり、そんなお年寄りを軽視する風潮には不快感を覚えます。みなさんは、周りのお年寄りに敬意を払い、感謝の気持ちを伝えられましたか?

敬老の日に合わせて本日、総務省が日本の高齢者人口の推移を発表しました。65歳以上の高齢者は、前年と比べ111万人増えて3296万人に、総人口の25.9%を占めるという結果になりました。年代別でみると、75歳以上の高齢者は総人口の12.5%。これは、8人に1人が75歳以上ということです。政府は、今後も高齢者の数は増え続けると予想しています。

この高齢化に、日本の社会のしくみが追い付いているとは言い難く、今後一層進むであろう少子高齢化社会への課題はいまだたくさん残されています。そのうちの一つに、過疎化する地域の医師不足があげられます。医師を目指す若者もどんどんと都市に流出し、医療を必要としている地域に医師が定着しないという問題です。この問題を解決すべく、東北で医師不足解消のために動きだし、宮城県に37年ぶりに医学部が創設されることが決まりました。しかし、医学部創設には多額の費用がかかるため、前途多難なプロジェクトであったことがうかがえます。

今後も、高齢化とともに少子化も進み、医師不足はさらに深刻な問題になっていくことでしょう。過疎化地域に医師を定着させるためには、どのような対策が必要なのでしょうか。

 

参考記事 本日付 日本経済新聞 31面 「医師定着には高い壁」 34面 「65歳以上 最多3296万人」

読売新聞 1面「75歳以上8人に1人」 朝日新聞 1面 「75歳以上8人に1人」