病気になったまらまずなにをする?

例えばあなたが、お医者さんから「ガンです」と言われたら、あなたはまずなにをしますか?

国立ガン研究センター中央病院(東京)の調査で、“医師や看護師よりも、インターネットからたくさんの情報を集めたいと考える人が多い”ことが分かりました(ガンに罹患したことのない20〜60代の男女568人から回答を得た)。

インターネット上の情報は玉石混合であるとよく言われますが、実際に情報を得るとなると、手軽さや身近さ、情報量の多さから、インターネットで検索し、病気に関する情報を得ようとするのでしょうか。

私自身がもし、何らかの病気に罹患したとしたら、まず手元にあるスマートフォンでどういう病気なのか、どういう治療法があるのか、調べると思います。不安になるような情報も読んでしまうかもしれません。

セカンドオピニオンで複数の病院もしくはお医者さんから診断してもらうことが当たり前になりつつある世の中ですが、インターネットもそういった点で、自分で病気について考える、疑う、お医者さんの意見を鵜呑みにしないためのいいツールかもしれません。

調査では、「とても信頼する」または「やや信頼する」情報源について、「医師・看護師」(534人)、「本」(485人)についで「インターネット」(480人)が多く、病気の輪郭をつかむといった足がかりになる情報を得るだけでなく、そこで得たものを信頼してしまう人も多くいるということがわかります。

みなさんは病気になったら、まずどこで情報を得ますか?ガンなどの重い病気などにかかった場合はどうでしょう?インターネットを信頼して良かった、もしくは大変な事になったなど、体験談もお待ちしております。

 

31日付け日経新聞(東京・14版)(社会・38)『がんになったら情報どこで 「ネット」医師より多く がんセンター中央病院調査』