今年の10月31日。年に一度のイベント、ハロウィーンで日本中が盛り上がりました。渋谷、新宿といった都内の繁華街はコスプレの人々で溢れ、熱狂する様子がテレビや新聞で報じられました。私が注目したいのはイベントの後のごみ問題です。
今朝の記事では、「駅周辺の繁華街でのハロウィーン関連のごみは4日間で5.5トンに上ることが渋谷区のまとめで分かった」と紹介されています。毎年この時期になると、またごみが散乱して街が汚くなってしまうのではないかと気になってなりません。先ほどの数字にショックを受けてしまいました。
31日、家族で出かけた六本木でも、渋谷に負けないくらいの大盛り上がりを見せていました。予想していた通り、道路沿いのあちらこちらにペットボトルや空き缶、空き瓶、使い終わったレジ袋などが置かれていました。それを見て私たちはハロウィーンを楽しむ気分では無くなり、拾い上げては近くのごみ箱に捨てて帰りました。
ここ数年でハロウィーンは、経済効果1000億円以上という一大イベントに成長しました。今年は渋谷の一部の道路を歩行者天国に変えたり、更衣室を設置したりといった様々な対策が行われました。ですが、肝心のごみ問題は深刻化するばかりです。
来年こそは、100メートル間隔でごみ箱を設置し、そこに捨てるようにすることが望まれます。それが出来ないならば、ところ構わず捨てずに持ち帰るといった最低限のマナーを守って楽しみたいものです。
16日付 朝日新聞朝刊 東京 14版 29面 「ハロウィーンのゴミ5.5トン」