ゆとり教育がもたらしたものとは

「あなたの世代の弱みは何ですか」と聞かれたら、何と答えますか?

 

リクルート進学総研が、4月に、全国の高校生を対象に、自分達世代のの強みと弱みを尋ねる調査を行った。その結果によると、“強み”として、最も多かったのが、「インターネットやネットを通じた情報収集」(4.3%)で、次に「IT、情報化社会」(4.2%)が続いた。

一方で、“弱み”に関しては、「ゆとり教育」と回答した高校生が、22.4%と、圧倒的に多い結果となった。ゆとり教育の結果、「ほかの世代よりも学力が劣る」、「ゆとり世代というだけで軽視される」という声が上がった。

私は、自分たちの弱みまでも、ゆとり教育のせいにしてしまう高校生がいることに驚きを隠せない。最近では、学生の学力低下や学習意欲の減退だけではなく、精神面の弱さまでもが、ゆとり教育のせいにされているような気がするが、はたして、これらは、本当にゆとり教育が原因なのだろうか。

そもそも、ゆとり教育とは、従来の詰め込み式教育が、生徒の自由な想像力の低下を招く原因となってしまったことに反省し、「自分でものを考える能力」を伸ばすために取り入れられた教育方法である。そこで、選択学習・総合学習の導入、学習内容の簡素化、授業日数の削減などが行われた。その結果、先ほど述べたような、学力低下や学習意欲の減退につながったと考えられ、ゆとり教育は失敗であったと、一般的には述べられている。

みなさんは、ゆとり教育に対してどうお考えだろうか。ゆとり教育は、社会に、どのような影響をおよぼしたといえるだろうか。また、日本には今後どのような教育が必要なのだろうか。たくさんの意見お待ちしております(^^)

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