大学4年生になった今、社会人で一人暮らしをする費用や、友人との旅行資金を稼ぐために、1日5時間から8時間ほど、ほぼ毎日カフェでアルバイトをしています。休憩が多少なりともありますが、基本的には立ちっぱなし。5時間勤務のシフトのときは休憩がないので、8時間働くよりも疲労が溜まることもあります。働きすぎなのかは分かりませんが、最近ふくらはぎの疲れが取れません。母親にむくみ解消のレッグウォーマーを勧められて使ってみたのですが、効果出ず。誰か治し方を知っていれば教えてもらいたいものです。
少し話題が逸れましたが、立ちづめの業務に悲鳴をあげているのは私だけではありません。フリーターの後輩や、長くアルバイト先に勤めている先輩も同じように立ち続けで、働くことそのものに疲れを感じているようでした。なかには、疲労に気を取られ、注文を聞き間違えてしまうような仲間もいます。そのような人と話すと、いつも「キッチンのときは動くことが多いから、仕方ないとはいえ、レジのときくらい座らせてくれないかな」という愚痴を聞かされます。私自身もそれを聞いて、首がもげるほど深く、深く頷きました。
そう思っていた矢先、16日付の日本経済新聞の朝刊39面では、首都圏や北関東を中心に展開するスーパー、ベルクがレジに作業用の椅子を取り入れていたことが紹介されていました。私たちの望みが少しずつではありますが、採り入れられ始めていたのです。どの職場でも共通した悩みを抱えているのかもしれません。
座っての接客に疑問を感じる人や、「客が相手なのだから立つべきだ」と非難する人もいるかもしれません。しかし、立ち続けの業務を避ける人が増え、それが原因で働き手が減ってしまえば、元も子もないのではないでしょうか。サービスの受け手だけではなく、送り手にも心地よく働くための配慮をしていいのではないかと思います。
座って接客をすることが広く受け入れられるような社会になればいいなと思います。そして私の職場でも早く取り入れてほしいものです。私は椅子があれば、今まで以上に質の良い労働力を提供できる気がしています。
<参考記事>
16日付日本経済新聞(東京13版)朝刊39面「レジは座って」接客改革 ジンザキ確保へ身体的負担減 ベルク、まず3店舗 導入拡大へ