今を時めくオールドデジカメの魅力って?

今、Z世代の間で流行っているのが、オールドデジカメ。オールドデジカメとは、Z世代が生まれた頃、十数年前に販売されていたデジカメのことです。最近のデジカメは、数万円するものが多い印象です。一方でオールドデジカメは、フリマアプリなどで数千円と、手ごろな価格で買うことができます。

ただ写真を撮るだけなら、スマホで充分です。今やスマホのカメラの画質は向上し、中にはカメラの画質の良さを売りにしたスマートフォンも存在します。では一体Z世代は、オールドデジカメの何に惹かれているのか。それは、画質の粗さです。オールドデジカメは、少しノイズがかった、ちょっと昔風の写真を撮ることができます。

このオールドデジカメブームや少し前のフィルムカメラブームなど、今Z世代ではちょっと粗い、昔風の画質がおしゃれで可愛いとされているようです。フィルムカメラは少し技術が必要です。せっかく撮った写真でも、現像してみるとピントが合っていなかったり、うまく映っていなかったりすることも多くあります。一方、オールドカメラは撮った写真をその場で見ることができるため、そのような失敗もなく、誰でも簡単に撮ることができます。このような誰でも簡単に失敗なく撮れるといった点から、オールドデジカメブームはさらに熱を帯びていくのではないかと予想されます。

オールドデジカメで撮影

 

2000年代前半に流行ったデジカメ。十数年前に使ったきりで、今や奥底に眠っているデジカメが多いのではないでしょうか。当時のデジカメは、既に生産終了しているものがほとんどです。今なかなか出回っていない希少価値が高いデジカメが、家に眠っているかもしれません。一度探してみてはいかがでしょうか。十数年ぶりに撮るデジカメは、当時とはまた違った良さがあるはずです。

 

参考記事:日本経済新聞 1日付 デジカメ出荷額23年5%増 平均単価9万円台は過去最高