話題の「Threads(スレッズ)」 140字と500字の違いは

先日、Metaからリリースされた新SNSThreads(スレッズ)」。同じく短文投稿のSNSツイッターの対抗馬として注目が集まっています。同社が運営するインスタグラムと連携しているのが強みで、インスタユーザーであれば簡単に登録できます。7日朝の時点で7000万人が登録し、今後も広まっていくことが見込まれます。

 

筆者もスレッズのアカウントを開設してみましたが、ツイッターと使用感が全くと言って良いほど同じで、違いを感じられないことに驚きました。むしろ、ツイッターで言うハッシュタグの機能がないなど不便に感じる部分もあり、現状だと物足りなさを感じます。ですが、それらの機能も今後追加されていくことでしょう。筆者の友人の間では20人ほどがアカウントを開設していますが、以前流行したSNSClubhouse」ほどの熱は今のところ感じません。

使用感が変わらないというのは世間でも言われています。収益悪化から閲覧制限を実施するなど、ユーザー離れが起きつつあるツイッター。新機能などなくても、ツイッターへの不満を解消する場であることに、既に大きな価値があるのでしょう。24億人の利用者を誇るインスタグラムからの流入も考えると、ツイッターを超える可能性を秘めています。

 

今後のスレッズに期待を寄せる筆者ですが、気になっているのは、字数制限がツイッターの140字から500文字へと大幅に増えたことです。この記事で言うと、一段落目が140字、前段落までがおおよそ500文字になっているので、読み比べてみるとその違いが体感できるのではないでしょうか。500字はそれなりの文章量であることが分かります。

「スマホに慣れた現代人は、5行以上の文章は長すぎて読むことができない」。そんな話を耳にしたことがあります。筆者がユーザーとしてツイッターに感じていた魅力は、短い文章をサクッと読み、暇をつぶせること。500文字いっぱいの投稿が増えると、疲れてしまうかもしれません。

スレッズの快進撃が目に付くものの、ツイッターに代わるSNSになるかどうかは、今後追加される機能に加え、現在はない広告が追加された後にユーザーをどれだけ定着させることができるかにかかっています。1ユーザーとしては、新たなライバル関係に注目していきたいと思います。

 

参考記事:

スレッズ登録者、2日間で7000万人 メタの新アプリ – 日本経済新聞 (nikkei.com)

話題の「Threads」、始めてみました ツイッターとの違いは?:朝日新聞デジタル (asahi.com)