ドットジェイピーって何してるの? ‐社会経験を積み学生生活を豊かにするために‐

京都市議選から、早くも1か月半が経とうとしています。議員はどうしても選挙の時ばかり注目され、普段の活動にスポットライトが当たらないことが多い印象があります。そんな議員の仕事ぶりを肌で体感することが出来るシステムが、NPO法人のドットジェイピーが取り組んでいる「議員インターンシップ」というプログラムです。

ここでは学生が議員のもとで様々な活動を通して社会人、ひいては政治の世界を知ることができます。筆者自身も、地域政党「京都党」の代表を務めている江村りさ議員のもとで議員インターンシップを経験しました。

今回は江村議員と事務所で学生部の部長として活動している橋本耕輔さんにインターンシップについて伺いました。

――初めに、議員インターンシップとの関わりについて。

江村さん「実際に私も議員インターン生をしましたが、その時は議員がいかに地道な活動をしているかを身をもって体験しました。また、ビラ折りやポスティング、議会傍聴を経て行政サービスの課題の大きさに気付きました」

橋本さん「インターン活動を通して、議員に憧れを抱きました。そして、頑張っている人が報われるような社会をつくりたいという思いで、事務所の学生部に入りました」

――議員インターン生を受け入れるうえで意識していることは。

江村さん「1つ目は議員インターン生に、自分の強みや特徴を見つけてもらうことです。多くの活動を通して、自己分析ができるような学生に育ってほしいと考えています。
2つ目は政治思想はあくまで個々人の自由を尊重したうえで、まず政治に関心を持ってもらうことです。政治家のリアルを知り、そこから政治家の必要性を肌で感じてもらいたいと思います」

――未来の議員インターン生にメッセージを。

江村さん「コロナ情勢も落ち着いてきて、政治は新しく変わっていこうとしています。政治に関する新たなうねりを現場で見て、自分の目線で政治を見るうえでの材料として議員インターンシップを活用してほしいです」

橋本さん「何かを全力で取り組んで、視野を広げてほしいです。辛い経験もあるかもしれないですが、後で振り返ればちっぽけなものだと思えるはずです。とにかく若さを武器にチャレンジしてみてください」


これからの4年間も、江村議員は財政再建を「一丁目一番地」で活動していくと語っています。その姿勢が貫けるか、私達はしっかりと見届ける必要があるでしょう。

最近でも、政府が少子化対策の関連予算を一元的に管理するなど財政状況は常に変化しています。岸田首相は、将来的なこども予算の倍増を掲げています。

議員インターンシップは、必ず学生の成長を促し将来像を形成する基礎になります。また、ドットジェイピーが運営する活動にはNPO・NGOのインターンシップや大使館・国際機関インターンシップなど様々な種類があります。活用してみてはいかがでしょうか。

参考記事:

4月10日付朝日新聞(京都)14面『維新・京都 第2勢力に』

5月17日付日本経済新聞(大阪)5面『子ども予算に特別会計案』