街中でも見かけるようになった電動キックスケーター。7月からは道路交通法が改正され、最高時速20キロ以下のスケーターは免許なしで乗れるようになります。Luup社の「LUUP」やCurious Edge社の「movicle」、BRJ社の「Bird」など、様々な会社がシェアリングサービスを提供しています。
キャンパス内での移動手段としても注目されています。2019年には日本一広い敷地面積で知られる九州大の伊都キャンパスで実証実験が行われ、すでに近畿大学構内で有償サービスが始まっています。
気軽に利用できる一方、歩行者や車との接触事故が増加することが懸念されています。今度の道交法改正で、これまで運転に必要だった免許証は不要となります。また、ヘルメットの着用も任意です。自転車販売店のホームページによると、自転車の速度は時速15~20キロほど。スケーターも時速20キロ以下が対象となることを考えると自転車に準じた法制度ということになります。
街中を走るスケーターや自転車を見て感じるのは、スマホを目の前に置いて運転する人の多さです。シェアリングサービスで貸し出されるスケーターや自転車はスマホで利用登録をします。ハンドルにはスマホを固定するスタンドが付いていて、地図機能や利用時間を見ながら走らせているケースが少なくないです。自分の自転車でスマホをハンドルに固定して運転する人は少ないでしょう。
楽しく、気軽に乗ることのできるスケーター。スマホ画面を運転中に見ることは控えて、しっかり前を見て安全第一で利用したいものです。
参考記事:
4日付 朝日新聞朝刊1面(埼玉14版)「自転車事故 重症以上の歩行者312人」