野球観戦の楽しみ

多趣味な筆者ですが、今日紹介するのは野球観戦です。野球には様々な楽しみ方があります。実際に体を動かすのも一つですし、スタジアムで声援を送ったり、テレビ中継を楽しんだりするのも良いものです。筆者は、北海道に来てからまだ札幌ドームに足を運べていませんし、特に好きな選手やチームがあるわけでもありません。そういう点では「にわか」ファンの域を出ないのですが、球場には他では得られない高揚感と非日常の感覚があります。ラジオの実況やテレビの中継にしても心を捉える何かがあります。

夏休みの家族の思い出と言えば、テレビで高校野球を応援したことでしょうか。午前中の部活や文化祭準備を終え、炎天下のなか歩いて家に着くのが午後2時くらい。シャワーを浴びて昼ごはんを食べた後、リビングを締め切って冷房をつけ、母と弟と3人でテレビにかじりついていました。電気代がもったいないからと、試合終了のサイレンが鳴り響くと冷房を消されるのが常だったのですが、第3試合が終わる頃になると外の熱気もだいぶ落ち着いて、夏の終わりと2学期が近づく気配を感じたものです。

 

先日の朝刊に、ノーヒットノーランの快挙を祝福する記事がありました。無安打無得点試合を達成したのは、北海道日本ハムファイターズのコディ・ポンセ投手。27日の札幌ドームでのソフトバンク戦でした。北広島市のボールパーク新設と来年の本拠地移転という大きな節目を目前にしているのに、8連敗中だった日本ハム。筆者も若干心配していたのですが、この勝利が沈滞ムードを吹き飛ばしてくれました。「吐きそうなくらい緊張した」と本人が語る9回表。しかし、最後はダブルプレーで試合終了。三振6つを含む安定した投球でチームを2ー0の勝利に導きました。

朝日新聞デジタル より(2022年8月28日)

ポンセ投手は来日1年目。昨年オフに日本ハムと年俸1億円で契約し、ここまで2勝を挙げていました。初めて日本でプレーしたのは、2019年の国際大会「プレミア12」。アメリカ代表として京セラドームで登板し、「いつか絶対に日本で投げる」と決めたといいます。

彼は1994年生まれの28歳で、出身はカリフォルニア州ポモナ。地元の工業系の大学を卒業後、2015年のドラフト2巡目で指名を受けプロデビュー。マイナー・リーグで数年プレーした後、メジャーのピッツバーグ・パイレーツに昇格し、2021年まで投手として活躍しました。

パイレーツは、米ナショナルリーグの中地区に所属するチームです。本拠地は、ペンシルバニア州ピッツバーグの中心部に位置するPNCパーク。そこまで強いチームではありませんが、元横浜DeNAの筒香選手がプレーしていたこともあります。

大谷翔平、佐々木朗希両選手など、大活躍を報じるニュースを最近よく耳にします。先日は、イチローさんが長年プレーしたシアトル・マリナーズで殿堂入りを果たしたという明るい話題がありました。スポーツは社会を元気にしてくれる力があると、そう感じる今日この頃です。

 

 

参考記事

28日付 朝日新聞朝刊 (北海道14版)15面(スポーツ) 「ポンセ ノーヒットノーラン」

28日付 読売新聞朝刊 (北海道13版)18面(スポーツ) 「ポンセ ノーヒットノーラン」

 

参考資料

日本ハムファイターズ 公式ホームページ「コディ・ポンセ」選手名鑑2022  https://www.fighters.co.jp/team/player/detail/2022_45.html (2022年8月29日閲覧)

MLB公式ホームページ「Cody Ponce, #44」https://www.mlb.com/player/cody-ponce-664074?stats=career-r-pitching-mlb&year=2022 (2022年8月29日閲覧)

同上「Yoshi Tsutsugo, #32」https://www.mlb.com/player/yoshi-tsutsugo-660294 (2022年8月29日閲覧)

NHK ニュース7 (2022年8月27日)