大学生のワクチン2回目、副反応は・・・?

先日、コロナワクチン2回目を受けてきました。既に2回目の接種を終えた友達からは、ワクチン2回目は本当にきついから、事前に食料とか用意しておいたほうがいいよ、一人暮らしの人はきついよ、との助言があったのにも関わらず、体力には自信がある筆者。一回目の接種での副反応が全くなかったことも相まって、自分は大丈夫と勝手に過信し、その助言を適当に流してしまっていました。

8月某日13時半、ワクチンを接種し、徒歩で帰宅。接種後、数時間は体調に変化は見られませんでした。体調に異変が現れたのは、その日の夜20時頃です。熱があるように感じ、体温計で計ってみると37.4℃。微熱です。また、腕の痛みも感じます。あたたかい湯船にじっくり長時間浸かっても、風呂から上がると悪寒が凄まじいのです。もう一度熱を計ってみると37.8℃でした。SNSでの書き込みや、周りの友達の話を聞いている限り、37.8℃はそれほど高い数値ではありません。高い人だと、40℃近くまで熱があがるようです。しかし、普段全くと言っていいほど風邪をひかない筆者。熱を出したのも数年ぶりです。微熱でも参ってしまいました。早めに就寝しましたが、一晩経っても熱は下がらず、結局次の日は一日ダウンしました。

ワクチン副反応、正直舐めていました。どんなに自分の体調に自信があっても、念のため事前に食料等を準備する、次の日は休みを取る、など対策が必要だと痛感しました。過信ほど恐ろしいものはありません。

ワクチンは主に、ファイザー製、モデルナ製の二つがあります。今回、筆者が接種したのはモデルナ製です。副反応が出やすいとされているのは、モデルナ製のようです。厚生労働省のホームページによると、モデルナ製のほうが、ファイザー製よりも副反応の発生頻度が5~20ポイント程度高いと報告されているようです。そのため、筆者の周りでは、ファイザー製を接種したいがために、大学では接種せずに、ファイザー製のワクチンを接種できる遠い会場にまでわざわざ足を運んでいる人もいました。

では、ワクチンをうつことで、どれくらいの予防効果が期待できるのでしょうか。国立感染症研究所は、ワクチンを2回うった人はうっていない人に対し、発症率を9割減らせる可能性があると発表しました。ワクチンはやはり、コロナ感染予防に有効なようです。しかし、ここで気を緩めてはいけません。ワクチンを接種すれば必ず感染しないというわけではないからです。厚生労働省によると、9月1日時点で日本の総人口の46.6%、5906万人がワクチン接種を二回完了しているそうです。しかし、未だに増え続ける感染者数。ワクチン接種が普及してもなお、人類がコロナウイルスに打ち勝つ未来はなかなか見えません。ワクチンをうったから無敵、大丈夫、というわけにはいかないようです。日々の感染対策も継続していかなければいけません。なかなか手強いぞ、コロナウイルス。

 

参考記事:9月2日付 朝日新聞 夕刊4版1面 ワクチン2回接種 発症率9割減