コロナ禍の就活 画面に面接官の顔が映らず、焦る

 

3日前の朝日新聞デジタルで気になる記事を見つけました。「学生優位の就活、コロナで一変 元に戻るまで5年程度か」というタイトルで、コロナ禍の就職活動について迫っています。筆者も就活生のうちのひとり。食い入るように読みました。

記事の中で特に印象に残っているのは以下の文章です。

リクルートワークス研究所が昨年10~11月、企業に22年卒の大学生らの採用見通しを尋ねると、11年ぶりに「減る」が「増える」を上回った。「減る」が11.6%(前年同期7.6%)で、「増える」は7.7%(同11.5%)、「変わらない」は45.0%(同50.8%)だった。

採用人数が減ることは、覚悟していましたが、改めて数字で付きつけられるとショックです。また、福岡市にある大学の進路支援課長が、現状を踏まえて、「職種を広げ、早く動き出してもらいたい」と発言していたのも精神的にダメージを受けます。大学で学んできたことを生かしたい。そういった夢を持って、大学に進学した人に、希望職種を広げろだなんて、モチベーションを維持できませんし、そもそも大学で勉強してきた意味がありません。

筆者が志望する業界は、幸いなことにコロナが影響で採用人数を減らすことはないようです。しかし、だからといって、影響を受けていないわけではありません。先月上旬にあったオンライン面接では、指定されたアプリの使い方がわからず、画面に面接者の顔が映りませんでした。オンライン上ということで、他の受験生の様子もわからず、さりとて「画面が真っ暗で、声だけしか聞こえません」と言い出せず…。約15分間、音声だけを頼りに、面接官はどんな反応をしているのか、どのくらい喋ったらいいのか判断しなくてはならず、焦っていたらいつのまにか面接時間が過ぎてしまいました。映像なしでのリモート面接の結果は、やはり不採用でした。

コロナ禍の就職活動は、情報共有できる友達も作れず、ただただパソコンに向かって、話し続けなくてはならず、正直なところ、ひとつとして良いことがありません。交通費の負担がなくなる、とインターンシップに参加していたころは思っていましたが、本選考となると違います。会社の雰囲気や、その場で働く人たちがどういった性格なのか知るためにも、やはり対面がいいなと感じました。不満ばかり言ってもしょうがないですし、目の前に課されたことをひとつひとつこなしていくしかないのですが、自分を追い詰め過ぎないようにしたいです。

 

参考記事:

2021年2月1日朝日新聞デジタル「学生優位の就活、コロナで一変 元に戻るまで5年程度か