「飲みに行きたい」けど、我慢。

■飲み会に参加したい

緊急事態宣言により、飲食店の営業時間は午後8時までに制限されています。かつて働いていたファミリーレストランも8時には灯りが消えていました。もしアルバイトを続けていたら、収入が減っていただろう。そう思いながら眺めました。お店が立ち行かなくなることもあるでしょう。心が痛みます。

先月コロナに罹患した筆者ですが、ほとんど外食をすることがなくなりました。ですが、最近は飲み会に参加したいなとうずうずしています。

なぜなのか。魅力的なのは、参加者の近況を知ったり、思わぬ方向に話が進んだり、気づきがあったりすることだと思います。オンライン飲み会で事足りるかもしれませんが、やはり顔と顔を合わせたい。普通に夜に飲みに出かけることができるような日常が戻ってきてほしいなと思います。まだ時間がかかりそうですが、それまではオンラインで我慢するしかなさそうです。

根底には、飲食の感染リスクの高さがあります。政治家の会食が度々報道されていますが、危機感がなさすぎるのではないか。耳にする度にとモヤモヤします。

私は自宅でお酒を飲むことはめったにないのですが、「家飲み」ではアルコール度数や飲むペースは気を付けた方がいいですね。以前オンラインで飲み会をしていたときに、気が付いたら友人のろれつが回らなくなり、寝落ちしていることがありました。話に夢中になっていて、その人がどのくらいのペースで、どのくらいの量を飲んでいるのか把握できていませんでした。離れた場所にいるので介抱できるわけもありません。何事もなかったようですが、ひやっとしました。

近年はアルコール度数が高めの「ストロング系」が「安く、早く酔える」と支持されています。薬物依存症の専門家は、ストロング系はお酒というよりも、単に人工甘味料を加えたエチルアルコール、すなわち薬物。ジュースのような飲みやすさのせいで、ペースが速くなってしまうことが問題だそうです。

私自身は、友人とは量を飲むというよりは、たしなむ程度。ストロング系が危険という話題が出たことがなかったので驚きました。コロナ禍で、自宅でお酒を飲む方は、要注意です。

 

■自炊をする意味

夏から料理教室に通っています。今までほとんどしてこなかった料理を学んでみたいなと思ったからです。料理のほかパン作りを習っています。先日は塩バターロールを作り、家族や友人に食べてもらいました。「美味しい」と喜ぶ姿に、作り手としての醍醐味を味わうことができているなと感じました。

▲家で作った塩バターロールパン、11日筆者撮影。

後日自宅でも挑戦。教室で習った時に比べると、うまくできませんでしたが、味は好評でした。最近は夕食を手伝うこともあります。就職する春からは一人暮らしです。自炊を楽しみたい気持ちが半分、忙しくて料理をする時間はあるのか不安な気持ちが半分です。

昨年自炊料理家として2冊レシピ本を出版している山口祐加さんに話を聞く機会がありました。そのときに印象に残っている言葉があります。

「仕事など日々いろいろと大変なことがあるし、未来の保証はできないけれど、明日の自分に美味しいものを作っておくことはできます」というのです。

人は食べないと生きていくことができません。コロナ禍で未来への不安はあるけれど、ホッと一息つけるよう、作り置きおかずを用意したり、自分の大好きな料理を作ったりすることは、気持ちを高めることに繋がるのだと思いました。

コロナで心が晴れませんが、その中で、この言葉が心に沁みてきました。

参考記事:

12日付朝日新聞朝刊東京13版S 「本社世論調査 コロナ下の生活どうですか」

2020年1月21日BuzzFeedNews 「ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 『違法薬物でもこんなに乱れることはありません』」

2020年10月7日朝日新聞DIALOG 「自炊のすすめ ほっとして自由になる 山口祐加さん」