わいせつ教員 実態の解明を

 

いつだったかハッキリとは覚えていないのですが、中学3年生か高校1年生のとき、自分の通っている学校の先生が生徒にわいせつ行為をしてニュースになりました。筆者は寮生活をしていて、学校の外に出ることが少なく、テレビも見なかったので周囲がどういった反応をしているのか分かりませんでした。しかしそれでも、ニュースが出た次の日の教室は少し騒がしかったように思います。

振り返ってみるとその男性の先生は以前から女子生徒に手を出しているらしいと噂になっていました。温泉券を渡しただとか、不必要なスキンシップがあったとか…。今となってはどれが嘘か本当か分かりませんが、そう言われても仕方がないような振る舞いをしていたのでしょう。身長が高くがっしりとした体形で、先生の中でも偉かった。自分が標的になっていたら、ちゃんと嫌だと声を挙げられていたのか…。考えただけでも気持ち悪かったのを覚えています。

母校で起きたような出来事は、全国各地でも起きています。読売新聞は一か月ほど前から「許すな わいせつ教員」という特集記事を出しています。9月25日に掲載された「教え子に「わいせつ」半数…公立小中高の懲戒教員1030人、口止めの例も」では、昨年度までの5年間で、940人超のわいせつ被害があったことを報告。これは公立小中高校のみの集計なので、私立も含めると被害者の数はもっと多くなります。

記事の中では、どういった事例があるのか触れており、「指導」や「面談」と称して教え子を呼び出すことが多いとありました。それから女子児童だけでなく、男子児童が被害にあった例も。口止めをするケースもあるらしく、記事になっているのは、氷山の一角にしかすぎないと感じました。

また今月11日の「懲戒処分のわいせつ教員、半数がSNS悪用…教え子を誘う・好意伝える」では、SNSの悪用について言及。「事務連絡の手段として学校現場で広く使われているSNSが、子どもたちへのわいせつ行為に悪用されている実態が浮き彫りになった。」という一文が印象的でした。

筆者も高校生の頃、一部の先生の連絡先を知っていましたし、体育会系の部活に入っている友人は、頻繁に(先生と)連絡を取っていました。だからといって、学校側がセクハラはないか確認することは無く。いじめのアンケートだけでした。

新型コロナウイルスの影響で休校要請が出され、SNSを利用して生徒と連絡を取る学校も多かったかと思います。SNSを利用した被害が増えていないか心配になります。

性に関する被害は、他者に話しづらいことです。ましてや小中高生となると、友達の目もあります。被害にあった生徒の精神的なサポートをするとともに、実態の解明に力を入れてほしいです。

 

参考記事:

10月15日読売新聞朝刊社会面(東京13版)「生徒とSNS 厳格化」

9月25日読売新聞「教え子に「わいせつ」半数…公立小中高の懲戒教員1030人、口止めの例も」

10月11日読売新聞「懲戒処分のわいせつ教員、半数がSNS悪用…教え子を誘う・好意伝える」