メリハリをもってコロナと夏を乗り越えよう!

全国で県境をまたぐ移動が解禁され、休業要請が解かれました。行動の制限が緩むことにより、また感染が拡大してしまうことを考えると不安が残りますが、一方でひとまず日常生活が少しずつ戻ってきたことに安堵を覚えます。

この自粛期間中、各々が何を重視するのかという価値観の違いが浮かび上がりました。いわゆる自分の利益と自由のはざまで様々な意見の対立があり、自粛を要請されていたのにも関わらず外出を続けたり、店の営業を続けたりする人もいれば、逆に過敏になり過ぎたあまり「自粛ポリス」という新語まで生まれました。

 今週末は移動が制限され久々の外出を楽しむ人が一気に増えています。私自身も来週久々に親戚とかるく顔を合わせる機会があり、とても楽しみにしています。しかし、ここで気を緩めてはまた自粛の生活が必要に逆戻りしてしまうため、「メリハリ」が大事になってきます。
 
 いま気になっているのが、すっかり定着したマスクの着用です。ウイルスを恐れるがあまり着け続けると、熱中症のリスクが高まります。特に、2歳未満の乳幼児はマスクをつける必要がないどころか、危険性があるともいわれています。登下校時はマスクを外すよう呼び掛けている自治体もあります。これは子供だけではなく大人にもいえます。一人ひとりが状況に応じて判断していく必要があります。

夏用に折り返しがないマスクの型紙をSNSにアップしている人がいました。夏用マスクの購入をめぐり争奪戦を演じている人もいるようですが、私は先日、風通しのよい生地マスクを作ってみました。制限が解除され自由が戻ったことからこそ、各々が一層行動に責任を持ち、夏を安全に乗り切る知恵を絞りたいものです。

朝日新聞 1面 「県境をまたぐ移動 全国で移動制限解除」