休養の大切さ

 突然ですが、皆さんは中学校や高校時代に所属していた部活は厳しかったですか? 大会が定期的に行われ、試合前の約2週間はほぼ毎日何時間もハードな練習に励むところもあります。気付けば勉強をほったらかしにしていることにもなりかねません。

  そこで文部科学省は、今月13日、中学や高校の部活動での「休養日」の設定や教員以外の「部活動指導員」の配置を全国の教育委員会に通知しました。これによって教員の長時間労働が改善されるだけでなく、日々の部活動で疲労困憊している生徒たちの心と身体をリフレッシュさせる効果が期待されています。

 これは中高生にとって嬉しい知らせです。私が中学校時代に所属していたバドミントン部はとても厳しく、疲れから授業中に居眠りしたり勉強に集中出来なかったりすることがしばしばありました。その上、大会が近くなると夏冬関係なく朝練習も毎日です。練習量は倍に増え、心身は限界にまで追い込まれます。ですから、休養日はほとんどなく、あるとしてもそれは試験期間のみでした。あの時休養日があれば、もしかしたら部活と勉強を上手く両立出来ていたかもしれません。

 しかし、この部活の休養日を導入している学校はまだごく一部です。2014年に公表された国際調査で、日本の中学教員の労働時間は週約54時間と33か国・地域で最長であることにも納得がいきます。それだけ先生方にも大きな負担がかかっているということです。

 文科省は来年度、中高それぞれ100校以上で実態を調査。スポーツ医科学の観点から適切な休養日数や練習時間などを研究し、部活動の総合指針を作る予定です。すぐにではなくとも、これを機に徐々にでも部活動の休養日を設けるというルールが定着し、教員と生徒への負担が減ることを願っています。

 17日付 読売新聞 12版 17面 くらし・教育 「部活動に休養日 文科省通知へ」

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