【特集】メーカー努力ではなく、「運転」でエコを目指そう

 先日から3日間、東京モーターショーをテーマにコラムを掲載しています。普段どちらかというと「電車オタク」の筆者は、東京ビッグサイトに展示されているスポーツカーや乗用車を見ても、心が躍らず、広い会場に少し疲れも感じていたところ、あるブースにビックリしました。「環境省」がブースを出していたのです。テーマは地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE(=賢い選択)」でした。ほかのブースが最新の技術や未来の車を展示している中、ここは「今から皆がやるべき行動」をレクチャーしていました。

COOL CHOICEのチラシ。アプリやアニメなどのコンテンツも用意されています。 筆者撮影

 

まず初めにVRを使って、今後起こりうる環境問題を体験。いつもと変わらない東京・渋谷の街並みが広がっていましたが、突然、雷の音とともに激しい雨が降ってきました。一瞬にして水没。バーチャルとはいえ、とても恐ろしい光景でした。

次に、普段どれくらいエコな運転をしているかを判断できる「エコドライブシミュレーター」を体験させていただきました。

1.ふんわりアクセル 2.加速・減速の少ない運転 3.早めにアクセルを離す
ことが、無駄なエネルギー消費を抑える方法だそうです。筆者撮影

 

体験のあとは、全参加者の中で何番目にエコだったかを判断してもらえます。筆者は当時653人中29位でした。

 

担当者の方からは、今まで見たことない好成績だと言われました。免許を取得してからまだ日が浅く、教習所に教わった通りの運転をしたのが好成績につながったのではないでしょうか。 筆者撮

 

ブースでは「COOL CHOICE」への賛同登録をすることもでき、筆者もしてきました。ここ最近はあまり取り上げることも少なくなりましたが、「エネルギー問題」は今の世代で取り組まなければいけません。2020年以降の国際的取り組み「パリ条約」や、持続可能な発展を目指す「SDGs」を含めて、我々一人一人の行動が求められています。

「あおる」のではなく「人」にやさしく、「乱暴」ではなく「地球」にやさしく。日頃の運転を見直してみませんか。

参考記事:

各社 東京モーターショー関連記事

環境省 COOL CHOICE特集ページ(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/