「平成から令和に変わる瞬間」「大晦日の年越しカウントダウン」「ワールドカップの試合後」「ハロウィーン」。
若者は国を挙げての嬉しい出来事や楽しいイベントがあると渋谷に集まり、どんちゃん騒ぎをする風潮が数年前から定着している。
その結果、近年はゴミの散乱や目に余る乱痴気騒ぎが多発し、社会問題となっている。そこで渋谷区の商店街や観光協会を中心に、イベントを有料化や法整備などの議論が進められてきた。
今朝の朝日新聞朝刊を見ると、
東京都渋谷区が、ハロウィーンや大晦日の年越しの時期に限り、渋谷駅周辺の路上や公園での飲酒を禁止する方針を固めた。
とある。違反者への罰則といった細かい点はこれから検討されるという。
私も少し前になるが3年前の渋谷ハロウィーンに行ったことがある。仮装をした若者がスクランブル交差点やセンター街を練り歩いていた。時間が遅くなるにつれ、お酒を飲んでいる人や爆音をかけて踊り狂っている人も多くみられた。地面が見えないほどの混雑ぶりで、まるで満員電車に乗っているような気分だったことを今でも忘れない。そして、普段なら5分もかからない渋谷駅までの道のりを30分以上もかけて歩いて帰った。
渋谷ハロウィーンの参加者は年を追って増えている。昨年、渋谷区長は「ハロウィーンはイベントではなく騒動になっている。来年以降は積極的に対策を打たなければならない」と苦言を呈していた。そうしたところでの今回の報道だ。
この法案には賛成する。騒ぐのは簡単だが、ゴミの放置や迷惑行為が横行して地元の人が迷惑を被っているからだ。ルールを作らなければ悪化してしまう一方だろう。
ただ、お酒を禁止すれば、ゴミ問題も改善することが期待できるのだろうか。条例を作るだけでなく、きちんと人々に守らせるところまで徹底できるのか。今後の動きに目が離せない。
若者の一人として、皆さんはどう思いますか?
引用:2019/05/14 朝日新聞朝刊 「渋谷ハロウィーン 路上禁酒」