今年も早速、神頼みです。元日、東京の郊外、調布市にある深大寺に行きました。到着した午前0時過ぎには、参拝者の列は本堂から130mほどで、20分ほど並ぶとまつられている元三大師に新年の挨拶をすることができました。一休みして、今度は東大和市にある多摩湖に向かい、初日の出を拝みました。これで今年一年もいい年になるだろうと気を緩めていた小寒の今日、朝日新聞の『プロ野球審判員「1軍」まで長い道のり』を読み、世の中そんなに甘くないことを思い知らされました。
記事によると、審判になるには6泊7日の合宿に参加し、その中から選ばれた数人が今春のプロ野球のキャンプに参加。そこで適性を認められれば、日本野球機構と研修審判員としての契約を結べる。それから独立リーグに派遣され、技量不足と判断されれば契約は打ち切り。「10年やって一人前」という世界です。
神頼みなどする前に、筆者もの目標に向かって邁進しなければと年始早々反省です。
そんな中、政権復帰から5年目に入った安倍晋三首相は昨日、三重県の伊勢神宮を参拝し、年頭の会見をしました。安倍首相は「本年も経済最優先」との方針を示しました。会見の冒頭では「12年前は郵政解散、そのさらに12年前は自民党が野党になった歴史的な年。佐藤(栄作)首相が沖縄返還でアメリカと合意し、解散・総選挙に打って出た昭和44年も酉年だった」とこれまでの酉年が政治の大きな転換点になっていると語りかけました。
2017年の酉年もすでに、トランプ米次期大統領との関係づくりや天皇陛下退位の問題に取り組まなければなりません。どんな1年になるか、私たちは神に頼むのでもなく、また、安倍首相任せでもいけません。自分の目で激動の日々を見守っていきたいものです。
初日の出、1月1日、東京都東大和市多摩湖、筆者撮影
参考記事
1月4日付 朝日新聞 13版22面『プロ野球審判員「1軍」まで長い道のり』
1月4日付 日本経済新聞 13版1面『首相、早期解散に慎重』
1月4日付 読売新聞 13版2面『首相「今年も経済優先」』