「あらたにす」記者としての想い

この「あらたにす」では執筆者によって、あるいは記事の内容によって、スタイルが異なります。現場に足を運んで取材をして、写真を添えて感じたままを伝える形式から、政治や経済などをテーマに取り上げ論考が中心の形式など様々です。私も活動を始めて何本か記事を書いていくうちに、自分のスタイルがなんとなく定まってきました。活動の中では、様々な事を考えながら執筆しています。今回は、私が記事を書くために意識している事柄を紹介したうえで今後の改善点を考えます。

「誰に届けるのか」を考える
記事を執筆していて「この記事はどのくらいの年齢層の方が読んでくれているのか」と思うことがあります。例えば、6月28日に投稿した「ミニシアターで味わう映画体験の奥深さ」は、映画好きでなければ立ち寄ることがないであろう映画館と、アニメ映画を紹介しました。そのため、この記事は「京都在住の学生、京都に来る若い観光客」を意識して書きました。反対に、最初に書いた「フランスの『和食』って実際どう?」は単なるブログのようで、読み返すと誰に届けたいかを全く考えておらず単調な記事という印象です。

就活の中で、新聞社から出される課題に「若い世代が新聞に興味を持つにはどうすればいいか」というものがあります。この問題も「誰に届けるか」は重要なポイントです。若い世代には、紙媒体ではなくデジタル形式で、長々と説明するのではなく簡潔にわかりやすく記事を書く姿勢が求められると私は考えます。「あらたにす」の筆者は読者の行動データが分かる「インサイト」が見られないためデータ分析などはできませんが、読者の層を考えてより深い記事を執筆していきたいです。

「人の心を動かす記事」を書く
たいてい一本の記事では、自分の主張は二つ程度にすることを意識しています。あまりに多いと読んでいる側も「何が言いたかったんだろう」となってしまいます。そもそも、新聞記事はファクトベースで書かれるものですが、「あらたにす」では大学生の自由な言論空間ということもあり、個人的な意見も少し発信するようにしています。本来は記事ごとに誰かに取材したいのですが、就活やサークルなどで難しいのが現状です。その場合は、私たちは活動の一環として3社の新聞を読んでいるので、各紙の気になった記事からテーマを選び執筆します。問題意識を持って文章を綴る作業では、自分の言葉で語るからこそ意義のある課題を示すことができます。読者もまた新しい発見が得られるのではないでしょうか。

私は、誰かが読んで、心が動くような記事を書いていきたいと思っています。京都ウトロ地区を取材した「歴史を超え、未来へつなぐ希望の地区」という記事には特にそんな思いを込めました。「自分の色」が出るようなテーマで取材や考察などを進めていくためにも、情報のアンテナを広げながら過ごしていきたいものです。

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