なぜ手書き? 手帳好きの私が手書きだからこその良さを語ります

 最近、雑貨屋などでたくさんの手帳や文具が売られているのをよく目にします。SNSでも手帳に描けるイラストのアイディア集や、ちょっとした毎日の習慣に手帳を使用しているとの投稿が増えるなど、手書きの手帳は密かに人気を集めているようです。

 私自身、高校1年生の頃に担任から「一冊、手帳を用意しておくといい」と言われたことを機に、手書きの手帳にどハマりしました。行事、部活の日程を管理するだけではなく、勉強の計画を立てたり、やることを可視化したTo doリストを作ったりと手帳ライフを楽しんでいました。もともとはカレンダーや1週間ごとの予定表が印刷されていた手帳を使っていましたが、最近はお気に入りのノートを見つけて、それに手書きでカレンダーを書いたり、日ごとの記録のページを設けて記録したりと、自分好みの手帳を作っています。

 

↑今までつけてきた手帳

↑最近の手帳の中身。

お金を使わなかった日や、ジムに行った日にはシールを貼っています。

 

 私が考える手帳の一番の魅力は「自分の文字」で書けるということ。決して自分の文字が好きというわけではありませんが。私のなかで「書く」という行為が多少なり、考えや思いを整理することに繋がっているような気がするのです。

 この手帳には日々の記録もあって、ここ半年くらいは1日の終わりに良かったことを3つ書く、ということをしています。「あの日めちゃくちゃ辛かったんだろうな」という日の項目を見ると、字がちょっと汚かったり、「ご飯が美味しかった」などという頑張りに頑張って捻り出したことが書かれていたり。反対に嬉しかったことがあった日は「3つだけ」という自分自身の決まりを無視して4つ、5つ書いていたりすることも。字も心なしか綺麗なことが多いです。手書きにすることで、文章や言葉だけではなく、字にまで感情があるように見えてきます。これもまた手書き手帳の面白いところだと思います。

 色々なものがデジタルに代わり便利になっていく一方、「手書き」という一手間がデジタルにはない面白さをもっている気がします。その楽しみを求めた結果、手書き手帳がブームになったのかもしれません。