大学生活が残りわずかとなり、改めて4年間を振り返って大切だと思うことのなかに、メンタルケアや情緒の安定性があります。就活でもサークル活動でも自分の心理的な状態が自分の行動に影響していたように思います。あのとき、もっとポジティブに捉えられたら結果は違ったのかな、と思うことも多々。
メンタルを安定に保っておかないといけない、と改めて思ったのが運転免許合宿でのことでした。昨年の11月下旬から約2週間、ホテルでの宿泊生活をしながら静岡の自動車学校に通いました。最初こそ、ワクワクした気持ちでいたものの、慣れないホテルでの暮らしに加え、教習所で教官とのコミュニケーションが上手く取れないこともあり、次第に自信をなくしていったことがありました。
そのような状況で臨んだ仮免許試験では、合格率は8割を超えると言われているのに、私は不合格。振り返ってみても、あの運転間違いなく危ないと言い切れるくらい、不安定だったと思います。車はふらつくし、スピードも早くなったり遅くなったり。挙げ句の果てにはガードレールにぶつかりかけました。いくら身体的に健康でも、心が健康でないとここまで運転に影響が出てしまうのだと、メンタルの重要性に気づかされました。
日経電子版の記事によると、かつて運転免許は難関試験と呼ばれ、3分の2以上が不合格だったといいます。今でこそ、不合格になる人は少なく、たとえ落ちても複数回受け直せば、合格することが多い時代ですが、冷静になって考えてみると車の運転免許はいわば大きな鉄の塊を1人で動かす資格ということです。簡単に取れてしまうと、責任感が薄れてしまう可能性もあるでしょう。
当たり前ではありますが、車は運転のしかたを間違えれば凶器になってしまうこと、命の危険性を脅かしてしまうものであることは心に刻んでおきたいものです。そしてそれは、体の健康だけではなく、心の平穏もまた大切であることは忘れてはなりません。
<参考記事>
日経電子版「運転免許試験 当初は難関」2025年1月20日
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86163610Q5A120C2KNTP00/?type=my#QAAUAgAAMA
最終閲覧2025/01/21