大学1年生の頃、一時的に大学に行きづらくなった時期がありました。当時、週3日は1限に必修科目があり、毎週同じような慌ただしい朝を繰り返していたため、精神的にも非常に疲れを感じていました。夜早く寝れば良いのでは、と思うかもしれませんが、高校時代からスマホを見ながら夜更かしする癖がついていたため、なかなか改善できませんでした。さらに、課題が終わらず徹夜することが多く、朝早く起きることができません。その結果、遅刻や欠席が重なり、必修科目の単位取得が危うくなることもありました。
私の大学では、1限が8時50分から始まりますが、通学に1時間かかるため、7時前には起きなければなりません。しかし、朝起きることが苦手な私は、7時を過ぎてようやく布団を抜け出し、慌ただしく準備をして家を飛び出す日々が続きました。朝食を取る時間もほとんどなく、空腹のまま電車に乗ることが多かったため、途中で体調を崩して授業に遅れることもよくありました。親に甘えて起こしてもらっていたため、起こしてくれない日は「なぜ起こしてくれなかったのか」と八つ当たりしてしまうこともありました。今振り返ると、生活リズムの乱れや自己管理の未熟さを改善できず、悪循環に陥っていたのだと思います。
〜当時1限があった日のスケジュール〜
7:10 起床・洗顔
7:15 着替え・準備(時間があれば朝食パン1つ)
7:20 家を出る
7:30 電車に乗る(途中で体調が悪くなったら帰宅or駅で休んで再出発)
8:40 大学の最寄り駅到着
8:45 ギリギリに大学到着
8:50 1限開始
16:10 授業終了
大学に残って課題をする or アルバイトに行く
21:00 帰宅・夕飯
22:00 お風呂・自由時間
23:00 課題の続き
1:00 就寝
加えて、入学当初は、周囲に頼れる友達がほとんどおらず、孤独感を強く感じていました。「早く周りと同じように友達を作らなければ」と焦る気持ちが募る一方で、具体的にどう行動すればよいのか分からず、悩む日々が続きました。特に必修科目ではグループワークやプレゼンの授業が頻繁にあり、知らない人と話すことに強い抵抗を感じていた私は、その時間を避けたい一心で授業を欠席したいと思うこともたびたびありました。
このままではいけないと思い、大学2年生から一人暮らしを始めることにしました。大学まで徒歩15分の場所に住むことで通学時間を短縮し、生活リズムを整えて遅刻や欠席を減らそうと考えたのです。さらに、親元を離れることで、自分で生活を管理する力を身につけたいという思いもありました。
まずは生活リズムの改善を最優先に、朝は1限が始まる1時間前の7時50分に起きるよう心がけました。寝る前にスマホのアラームを設定し、スヌーズ機能を使って確実に起きられるよう工夫しました。また、事前におにぎりやパンなどを作り置きしておき、朝はそれを電子レンジで温めるだけにすることで、朝食にかかる時間を短縮しました。その結果、朝の慌ただしさから解放され、体調を崩すことなく余裕を持って授業に出席できるようになりました。
さらに、課題を授業内で終わらせたり、夜8時までには帰宅したりと、生活のリズムを整えることに努めました。毎月、課題や生活リズムを順調にこなせた際には、自分へのご褒美に欲しかったコスメやお菓子を買うことにして、モチベーションを高めるようにしました。
生活リズムが整うと、授業に集中しやすくなり、今まで苦手だった必修のグループワークやプレゼンの授業にも、以前より前向きに取り組むことができるようになりました。その結果、気軽に話せる友達が少しずつできるようになりました。また、2年生になって必修の科目が減り、その分、大学のサークルやアルバイト、趣味のライブなどに時間を割けるようになりました。これにより、新しい友達ができたり、共通の趣味で盛り上がったりすることが増え、より充実した大学生活を送れるようになったと感じています。
〜2年生で1限があった日のスケジュール〜
7:50 起床・洗顔・ゴミ出し
7:55 朝食
8:15 着替え・準備
8:25 家を出る
8:40 大学到着
8:50 1限開始
16:10 授業終了(課題は授業内で終わらせる)
趣味のライブに行く or サークル活動 or アルバイトに行く
19:30 帰宅
20:00 自炊して夕食
22:00 お風呂・自由時間
23:00 就寝
生活リズムを整え、親に頼らず自分で考えて行動する力を身につけたことで、自信を持てるようになりました。今は一人暮らしを始めてよかったと心の底から感じています。これから大学生になる人や新しい環境に身を置く人は、自らと比べて周囲の人々の暮らしは充実しているように見えると思います。ですが、決して焦らず、自分のペースで自分らしい生活を大切にしてほしいと願っています。
参考記事:
1月7日 日経新聞デジタル「大学生も悩む「不登校」 背景に完璧主義やスマホ依存」