そうだ 裁判傍聴、行こう

最近、裁判傍聴にハマっています。無料で参加でき、なおかつ非日常的な空間にさらされるため一種の中毒性があります。今回は、筆者3ほど傍聴した中で気付いたことイメージとのギャップについて紹介していきます。

下宿先から自転車で15分ほどの距離に京都地方裁判所があります。建物の中に、大小異なる法廷あり同時進行で複数の裁判が進められていきます。また、何時にどこの法廷でどのような裁判をするのかは当日の予定表から確認できます。ただし、予定表はおろか、裁判所の敷地内は全て撮影厳禁です。筆者が初めて足を踏み入れた際、敷地内にある看板を写真で撮影しようとしました。すると撮影に気付いた2人の警備員が一目散に私の元に駆け寄り、今撮った写真を消すように言われました。悪意を持って撮影したわけではありませんでしたが、非常に怖い思いをしました。


(敷地外の写真)

裁判所の建物内に入ると、初めに手荷物検査があります。これは、空港などと同様でX線検査です。飲料は持ち込み可ですが、中身を見せる必要があります。警備員56人体制のもと、かなり厳重に調べている印象があり筆者が以前投稿した中国の安全検査より入念でした。

http://allatanys.jp/blogs/25103/

裁判が始まる10ほど前から、入廷できます。傍聴席からは、よくドラマで見るような裁判セット実物があり興奮します。弁護士と検察官、書記が揃ったタイミングで裁判登場します。その瞬間、場の空気がぐっと締まるのを感じます。

そして、審理が淡々と進んでいきます。ドラマで見るような、「異議あり!」と叫ぶとか弁護士が席を立ちあがり歩き回るといった光景ありませんある裁判、筆者の携帯電話の目覚ましアラームが鳴ってしまったことがあります。裁判長からの注意はありませんでしたが、軽い気持ちで傍聴してたことを深く反省しています。携帯電話はマナーモードにすることはもちろんできれば電源を切ることを推奨します。

初めて裁判傍聴をしたという立命館大学法学部の岸本真和さん(21)は、こう話します。「被告人と傍聴人席との近さに驚きました。道を踏み外すと自分が柵の向こう側に座っているかもしれないと考えさせられ、罪を犯すことの重大さを身をもって体感しまし

1つの裁判が終わり次第、続けて別の裁判傍聴することも可能です。これまで覚せい剤取締法違反や闇バイト、危険運転致死罪など刑事裁判に立ち合いました。どの裁判も被告人や遺族の人生がかかっているため、とても張り詰めた空気した。袴田巌さんの再審はじめとして司法権力の信頼性が揺らいでいる今日私たち国民が自らの眼で裁判の行方を見守ることの意義や重要性を感じました。今後も、裁判傍聴を続けていきたいと思います