ネパールの正月はいつ?!陸続きの隣国、中国、インドも調べました。

今年も残り1ヶ月を切りました!100以上の民族が暮らすネパールでは正月が9つあります。また陸続きの中国やインドのお正月はどのようなものなのでしょうか。

ネパールの首都付近(8月15日、筆者撮影)

ネパールでは各民族で独自の暦をもっているため多くの正月が存在します。主流となっているのは西暦とは異なるビクラム暦です。日本の暦で表すと4月14日が元旦になります。正月は日本と同様に家族で新年を祝います。

筆者がネパールを訪れた際に出会ったカピルさんによると新年は生まれ育った村に戻り家族と新年を迎えるのが一般的だといいます。普段よりは豪華な料理を食べますが、そのほかは特に変わらないそうです。

ネパール人の多くはヒンドゥー教徒のため近くのお寺に行きお祈りをします。日本の初詣と似ていますが、このお祈りは正月に限らず毎朝行うのが一般的です。筆者がネパールに滞在していた時も毎朝6時ごろはお寺が混雑していました。

ネパールと接する中国では1月1日ではなく旧正月にお祝いをします。春節ともいい来年は1月29日です。春節は太陰暦で決められており、毎年1月や2月と変動します。

またネパールの南側、インドでは10月下旬から11月の上旬がお正月にあたります。新年のお祝いをディワリといい、5日間にわたって行われます。この5日間はそれぞれ掃除をする日、贈り物をする日など日にちによってすることが決められています。また、ヒンドゥー歴が使われているため日付は毎年変わります。

筆者は毎年帰省してお正月を迎えます。しかし、大学では意外にも帰省しないという友人が多かったです。新型コロナウイルスも収束してきていますので、来る新年は家族と過ごすのもよいのではないでしょうか。