夏休みに入り、26年卒生(学部3年、修士1年)向けのインターンシップが本格化しています。
就職活動が年々早期化する中で、選考の一環と位置付ける企業も多く、参加者限定の早期選考ルートが提供されたり、優秀者には選考一部免除などの優遇が付いたりすることもあります。
インターン参加の重要性は増しており、多くの就活生が「勝負の夏」を迎えています。
インターンシップや就活にどのような心構えで臨めばよいのか、一就活生としての考えをまとめてみました。
◯貴重な機会をフル活用
インターンシップは就職先の判断材料を集める貴重な機会になります。
業務内容を元にした独自のワークを用意する企業も多く、一方通行の会社説明会よりも仕事への理解を深めることができます。
また、業務だけでなく人柄や社風を実感できる点も非常に有益であると思います。
職務体験や座談会でお世話になった社員や内定者は、入社後には先輩や上司となりますし、ともにグループワークに取り組んだ就活生は将来同期となるかもしれません。社員や職場の雰囲気との相性を知っておくことは、自分にふさわしい職場を見つける上で重要でしょう。
様々な企業のインターンに参加し、それぞれの特徴を比較することも志望理由を固める上で重要になってくるでしょう。
依然として終身雇用制度が残る日本においては、雇用関係は30年、40年と長期間に及ぶ可能性があります。判断材料は多いに越したことはないでしょう。
貴重な機会を十二分に活用することが大切です。
◯「恋愛に似ている」
就活は恋愛に似ているとよく言われます。どれほど入社したいと思っていても、どれほど能力が高くても、相手が求める人物像と合致していなければ内定はもらえません。
ですから、万全の準備で臨んだのに内定がもらえなかったとしても、「縁がなかった」と割り切るくらいの心持ちでいればいいのではないでしょうか。
就職活動とは、300万以上ある企業の中から自分に合った1社を見つけ出すことに他なりません。何社不合格になろうとも、最終的に納得できる会社と縁があれば成功と言えるでしょう。
一期一会の縁を逃さないためにも、アンテナを高く張って情報収集を行うことが大切です。
昨今は起業などの多様な選択肢があり、就職が唯一の進路というわけでもありません。
就活においても人生においても、自分なりの考えを持って、後悔のない選択を重ねていくことが大切です。私自身も常にこのことを意識するよう心掛けたいと思います。
参考記事:
8月5日付 読売新聞朝刊15面(くらし 教育)「就活ON!SPECIAL 疑問解消 インターンシップ活用術」