25卒就活体験記 1年間を振り返って感じたこと【前半】

「就職活動始めてみたんですが、結局何からするべきかわからなくて・・・」

1学年下の後輩から就職活動の相談を持ちかけられたのはつい先日のこと。1年前、筆者も同じように焦燥感に駆られ、色々なことに手を出していたことが懐かしく思い出されました。

キャリタス就活 学生モニター2025調査によると6月1日の時点で25卒の内定率は、85.2%。XなどのSNS上をみていると、既に26卒に向けた情報提供も本格化しているように感じます。

今回は、26卒以降に向けて筆者の就活体験記を紹介させていただきます。少しでも参考になれば幸いです。

筆者の前半の就活スケジュールは下記のような形でした。

 

2023年4月下旬 就職活動開始

5月 自己分析&合同説明会などのセミナー参加、GD(グループディスカッション)練習

6月 夏のインターンシップのES(エントリーシート)提出

7月 夏のインターンシップのES提出&面接などの選考

8月 夏のインターンシップ参加&ES提出

 

・4月の動きと合同説明会について

4月下旬に就職活動を始めた時点では、何から始めるべきか見当がついていなかった筆者。合同説明会や無料の就活サイトへの登録やセミナーなど何でも参加していました。

合同説明会には2~3回参加しました。合同説明会とはその名のとおり、複数の会社が集まり、自社について就活生に情報を提供する説明会です。形式はオンラインまたは現地参加のどちらかです。

参加して良かったことは、業界や企業の基本情報を知れること。会社や業界の基礎情報のいろはを教えてもらえるため、就職活動初期の方にはおすすめです。また、現地参加では実際の社員と話せる機会もあるため、会社の雰囲気を知るのにもぴったりです。

合同説明会のデメリットを強いていうならば、深掘りした情報はあまり聞けないことが多い点です。業界の基本情報なら既に知っている、その会社のセミナーに1度参加したことがある、という方は少し退屈に思われるかもしれません。

 

・5月の動きと選考準備でやっておいて良かったこと

企業の本選考の前に「インターンシップ」という会社の就業体験をする機会があること知った筆者。5月から、夏のインターンシップに向けた準備を始めました。サマーインターンに参加するためには、ESやGD、面接などの選考に通過しなければいけません。

「ESでは、『強み』『弱み』『学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)』などを400文字で提出することが多い」ことを就職活動のセミナーで知り、まず自己分析から始めました。

就職活動の自己分析で人気の本を買ったり、大学のキャリアセンターを利用したり、自己分析の方法がわからなかったため、色々試していました。やって良かったと感じるのは、①自分を知る複数の人に自分のことを聞くこと②自分史の作成です。

就職活動では「自分の性格を色で表すと何色か」といった普段では聞かれない質問をされることもあります。親密度に関わらず、自分を知っている人たちに同じ質問をしてみると、他者からみた自分の性格への納得度が深まり、おすすめです。

また「小さい頃はどんな子供だった?」といった自分の過去について聞かれることもしばしば。突然聞かれても答えることは難しいため、1日30分など短い時間でも自分史をまとめていると、のちの面接対策や練習で活かすことができます。

 

・6月7月の動きとインターンシップの通過のためにやっておいてよかったこと

6月、7月は怒涛の夏のインターン選考期間でした。1日に5社提出など締め切りが重なることも多いです。会社によって締め切り時間が異なるので、スケジュール表には日付だけでなく、時間も書き込んでおくと失敗がありません。ちなみに筆者は時刻の勘違いにより数社だしそびれました。

業界は絞りきれていなかったため、夏のインターンは様々な業種にエントリーしました。筆者は24社に提出し、通過したのは5社のみです。数社とはいえ参加できたのは、ESシートをみてくださった先輩のおかげです。筆者の場合、この数社が早期選考に繋がりました。

「自分以外の誰かにみてもらう」というのはESの通過率をあげる重要なポイントだと感じています。ESをみるのは第三者です。自分で確認して平気だと思った文章も、他者の目では違和感があるかもしれません。確認に協力していただける方やその機会がある場合は、積極的にお願いしてみることです。

 

参考資料:読売新聞オンライン「<速報>25卒、6月1日時点での内定率は85.2%」2024年6月7日https://x.gd/MHcnP最終閲覧日:2024年6月17日