15日に開催されたサッカーの国際親善試合「キリンチャレンジ杯」。開始4分でPKを獲得した日本は終始優勢に試合を進めました。PK時に相手のエルサルバドルはレッドカードを受けて10人になったこともあり、前半終了時点で4点を獲得。終了時点では6-0の大差に。日本選手たちのゴールへの強い姿勢や代表初ゴールの喜びといった一面を楽しむこともできた試合でした。そんな日本代表の中には、海外のリーグだけでなくJリーグでプレーする選手もいます。活躍した選手たちを一目見ようと、現在開催されているJリーグにも足を運ぶ人が多くなることが期待できます。
最近になり、観戦して応援するだけではない、新たな楽しみ方があるのを知りました。スポーツ振興くじ「WINNER」です。公式サイトによると、サッカーのJリーグとバスケットボールのBリーグの2つで昨年の9月下旬に始まりました。ある試合でどちらが勝つか、何点差で勝つかを予想し、1口200円で試合開始10分前まで買えるという手軽なくじです。
どう転がるかわからない展開にはハラハラドキドキしますが、自分も勝利予想をしているとさらに緊張感が味わえ、楽しむことができるのが大きな魅力だと思います。好きなチームの勝利に賭けたり、オッズ見て決めたりとやり方は自由ですが、JリーグやBリーグ公式サイトでは直近の試合結果やクラブの戦力分析を見ることもできます。チームの新しい情報を取り込むことになる点も魅力でしょう。実際に筆者も推しチームの知らなかった情報を知ることができました。
このスポーツ振興くじは、負けてしまって配当金がなかったとしても、今後のスポーツ振興に繋がることがもう1つの魅力だと思います。くじの売り上げは、試合で使用するスタジアムやスポーツ施設の整備、地域スポーツの貢献活動などに充てられます。Bリーグに参戦しているチームは経営が難しいという話をよく聞きます。Bリーグの26-27年シーズンには新たな入会基準も設けられます。少しでも貢献することができればいいと思います。そして、日本がさらにスポーツで強くなる後押しにもなるかと思います。
もちろん、スポーツ振興くじはメリットだけではないかもしれません。八百長試合ではないかという誤解が生じる恐れに加え、観客席は埋まっているのに多くが賭け事をしにきたということになれば、本来のスポーツ観戦の楽しみとは懸け離れたものになりかねません。この点では、運営側の力量や競技への愛情が問われます。
今シーズンのBリーグは閉幕してしまいましたが、Jリーグはまだまだ続きます。みなさんもWINNERを使って試合を楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考記事
16日付読売新聞朝刊(13版)18面(スポーツ)森保J6発圧倒
16日付朝日新聞朝刊(14版)19面(スポーツ)久保・堂安引っ張る覚悟
16日付日経新聞朝刊(13版)35面(スポーツ)森保J6発W杯後初勝利
参考資料
JAPAN SPORT COUNCIL「スポーツ振興くじ、スポーツ振興基金と助成事業」
三菱UFJリサーチ&コンサルティング「スポーツベッティング市場の勃興と参入方法に関する考察」