小中学生のころは前夜に放送されていたドラマの話でクラスメイトと盛り上がっていた記憶があります。朝日新聞のbeモニターへのアンケートでは75%が1年以内に連続ドラマを見ているという結果がでていました。大学生である筆者の周りでは連続ドラマを見ているという声はあまり聞かなくなったような気がするのですがなぜでしょうか。
アンケート結果では連続ドラマを見続けた理由に「作品の評判・視聴率」を挙げた人はわずか2.5%で視聴率と内容は関係ないと分析していますが、学生に限っていえばそうではないというのが筆者の印象です。回答者の声を読んでみると回答者の年齢が中高年に偏っておりかなりサンプルのバイアスがあるようです。「半沢直樹」「あまちゃん」のような年齢を問わずヒットしたドラマは日常の話題になり観てみようという雰囲気が周りにあったような気がします。大学生になると高校生までの規則的な生活から不規則な生活になり、毎週同じ時間にテレビの前に座っていることができません。録画したものを観てもいいのですが個人的には毎週のルーチーンにならないと継続できない気がします。ドラマの面白さが分かってくるには少なくとも2、3話は観ないといけません。ドラマを観る習慣がない人を呼び込むためには話題性が必要なのは変わりません。
ドラマ離れ、ひいてはテレビ離れが叫ばれる最近ではhulu、netflixといった有料動画配信サービスが話題となっています。過去の人気ドラマや今放送されているドラマを観ることも出来ます。同サービスを利用している人は周囲で非常に増えており、私も数か月前に加入しました。自分の時間があるときに全話まとめて観る、評価の高い作品だけを観ることができるといった賢い視聴方法が可能です。テレビで連続ドラマを観る人が減ってしまった、ゆえに秀作であるのに視聴率が良くなかったドラマも数年後に再評価されブームに火がつく、そんな時代が訪れるかもしれません。
参考記事:
10月3日付朝日新聞be between 読者とつくる「連続ドラマを見ていますか?」