また増税 今度は加熱式たばこ

喫煙者は世の中のためになっている。たばこ税で国に大金を払い、病気になって医者にかかりまたお金を払う。肺がんで早死にして年金を国にお返しする。

ヘビースモーカーの母がこねた屁理屈です。ちょっと笑ってしまいますね。

とにかくお金がかかるというイメージのたばこ。政府からかけられている税金は、一般的な紙巻きたばこ(一箱440円)につき約245円と高額です。かくいうわたしもたばこを吸うようになってから、コンビニでの会計が千円を越えることもしばしばで、頭の痛い話です。

そんな世界で、最近出回ってきている加熱式たばこ。たばこの葉のエキスをカプセルなどに凝縮したものを専用の機器で加熱し、その蒸気を吸うという新しい仕組みです。以前あらたにすでも加熱式たばこに関する記事が取り上げられました。

実はこの加熱式たばこ、普通の紙巻きたばこと値段は変わりませんが、かかっている税金は約34円〜200円と安くなっていました。

政府はこの加熱式に紙巻きと同程度の税率をかける方針で審議をしているようです。
背景には、加熱式の販売が伸びたことによる、たばこ税収全体での減少があります。

加熱式たばこは現在、たばこ市場の約1割強を占めており、税率の引き上げで大幅な税収増が見込まれます。年度末にまとめられる来年度税制改正大網に組み込まれるそうです。税率アップによって商品価格に影響が出るのかどうかは、まだわかりません。

わたし自身、加熱式たばこを吸った経験はありません。けれど、これに限らずまことしやかにささやかれるたばこ税の大幅増税、たばこの値上がり…。一箱いくらになったら止めるか、そんな街角インタビューも、テレビでよく見かけるようになりました。

百害あって一利なし。とは言うものの、「火、貸してください」の一言から始まる「タバコミュニケーション」に助けられてきたこともあるのです。あくまでも、吸っている側の言い訳ですが…。

吸う人にも吸わない人にも、心地よい未来は遠そうです。

参考記事:
15日付 朝日新聞朝刊(大阪14版) 1面「加熱式たばこ 増税検討」

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