万引き犯の顔、公開中止

期日までに万引き犯が名乗り出なければ、顔写真を公開する─。古書店の取った行動は大胆でした。「犯罪だから当然だ」「脅しと大差ない」と、賛否両論あるこの問題。皆さんは素直に、どう感じましたか?

事の発端は東京・中野の古書店「まんだらけ」で発生した万引き事件です。今月4日午後5時ごろ、25万円のブリキ人形が盗まれました。同書店は警察へ被害届を出す一方、翌日HP上でモザイク処理をした男性の写真を公開し、1週間以内の返却を求めました。以下、同書店がHP上で公開した「警告」です。

「8月4日17時頃 まんだらけ中野店4F変やで25万円の野村トーイ制鉄人28号No.3ゼンマイ歩行を盗んだ犯人へ 1週間(8月12日)以内に返しに来ない場合は顔写真のモザイクを外して公開します」(原文ママ)

専門家からは「顔写真を公開し男を脅すことは、脅迫罪に該当する可能性がある」「名誉棄損にあたる」(=読売新聞)との指摘もあります。

結局、警視庁の要請により写真の公開は中止となりました。今後、警察による捜査が行われます。様々な波紋を読んだこの騒動。皆さんのお考えを、ページ下部のコメント欄にてお聞かせください。

 

【参考記事】

13日付 朝日新聞朝刊(大阪14版)社会面「『万引き犯』写真 HPに公開せず」

同日付 読売新聞朝刊(同版)社会面「『万引き犯』の顔写真 まんだらけが公開中止」

同日付 日本経済新聞朝刊(同版)社会面「『万引き犯』の顔 公開中止」

未分類 編集部ブログ