最初の飲み物の注文はいつ聞く? 相手の機微が汲み取れるようになりたい!

蕎麦屋でアルバイトを始めて半年が経った。料理の説明やお酒の注ぎ方、店独特の大きな発声など初めに比べれば随分慣れてきた。

ただ、いまだにわからないのが最初の飲み物を聞くタイミング。席についてすぐでは早すぎるし、楽しそうに話をしているところに割って入るのも何だか気が引ける。

手を挙げて呼んでもらってからで十分なのかもしれないが、これから夏にかけてもっと暑くなる。自分が客なら素早く注文し、直ちにキンキンに冷えたビールが出てきたらとても嬉しい。

 

25日読売新聞朝刊に「接客のプロ×ひとり客=?」という記事がある。ひとり客の何を見て接客しているのか。接客のプロのバーテンダーとタクシー運転手に聞くと、やはりどちらも客が発するオーラや雰囲気を敏感に察知して話しかけるタイミングを計っているらしい。

 

「お会計7777円になります」

「え、すごい7並んでる!」

「縁起が良いので記念にレシート出しますか?(笑)」

「はい、ぜひ!(笑)」

 

距離感や機微を汲み取るのは、素人の自分にはあまりに難しい。それでも出来ないなりに、お客様には「楽しい食事だったから、また来たい」そう思ってもらえるように、たわいもない会話を大切にしている。

つい先日、会計が7のゾロ目になった。勝手に今日は良いことがあるかもしれないなと思っていたが、お客様も思いの外喜んでくれた。そこで記念にレシートを出そうかと持ち掛けると歓迎された。

 

接客の道何十年というプロには到底敵わないが、相手のことをよく観察する力、そしてそれをもとに適切な行動がとれ、質問できる行動力や質問力は、間違いなくこれから記者になる自分に必要だ。

残り9ヶ月になってしまった学生生活。機微を汲み取る貴重な練習の機会だと思って、これからのアルバイトを真剣に取り組もうと心に誓った。

 

参考記事:

25日付 読売新聞朝刊 30面(シングル) 「接客のプロ×ひとり客=?」