今月6日から現在まで、筆者は南米エクアドルの首都キトに滞在しています。赤道直下に位置するエクアドルは、太平洋に面しており、コロンビア・ペルーと国境を接しています。ガラパゴス諸島に代表されるような豊かな自然を擁し、世界有数…
投稿者: 安藤詩織
不法移民を第三国にたらい回し? 重層化する中南米の移民問題
編集部ブログ2025年1月の就任を前に、トリンプ次期米大統領の積極的な「外交」の動きは止まりません。今月5日には、強制送還する不法移民の受け入れを出身国以外の中米・カリブ諸国に打診したことが判明しました。カリブ海に浮かび、リゾート地…
スペイン洪水 SNSが新たな「武器」に
編集部ブログスペイン東部バレンシア州や南部で10月下旬、記録的な豪雨による洪水が発生しました。スペインメディアによると、9日時点で洪水による死者は少なくとも214人、行方不明者は41人に上ります。 特に甚大な被害を受けたバレンシア州…
大学生の留学を阻む壁とは
編集部ブログ私は国際文化学科に所属しており、周囲には留学したり、ワーキングホリデーをしたりする学生が比較的多いと感じます。しかし、コロナ禍で大きく落ち込んだ大学生の留学者数は、いまだに完全には回復していません。大学生の留学を阻む壁は…
コロンブスが「新大陸発見」? 西洋中心史観を問う
編集部ブログ今年6月、植民地主義の肯定にあたるなどとして批判が集まり、人気ロックバンド Mrs.GREEN APPLE の新曲「コロンブス」のミュージックビデオが公開停止になりました。所属レコード会社のユニバーサルミュージックが公開…
主張が飛び交う? スペインの小さな街
編集部ブログ南欧スペインでは、公共空間における政治的表現が多く見られます。10か月滞在したカステジョン県は、ロシアのウクライナ侵攻を受けてウクライナとの連帯をはっきりと表明していました。市民の憩いの場であるプラサ・マジョール(広場)…
海に沈む人々 今欧州で何が起きている?
編集部ブログ今月1日、ドイツ東部の州議会選で、移民排斥などを訴える右翼政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が2013年の結党以来初めて州レベルで第1党になりました。現在、欧州では「反移民」的な立場の右派が、グローバル化に取り残され…
スポーツが一役買う? 多文化共生の実現 (後半)
編集部ブログ7月のフランス国民議会の総選挙では、左派の政党連合が最大勢力となったものの、「反移民」的な立場の右派勢力が伸長しました。グローバル化から取り残され、周縁で生きる人々にとって、「国民の主権と誇りを」という右派の訴えが響いて…
スポーツが一役買う? 多文化共生の実現 (前半)
編集部ブログ先月14日、サッカーの欧州選手権で、スペインがイングランドを破り、単独最多4度目の優勝を果たしました。本大会では、スペイン代表の若手選手の活躍が目立ち、17歳のラミン・ヤマルが最優秀若手選手に、22歳のニコ・ウィリアムス…
公共空間での表現の自由 どこまで?
編集部ブログ国立西洋美術館で今月11日、同館の企画展に出品する作家らが、イスラエルによるパレスチナ侵攻などに対する抗議活動を行いました。プレス内覧会では、展覧会の概要説明などの後に、出品アーティストの飯山由貴さんが自席から立ち上がり…