連日、日経平均株価が最高値圏で推移し、今週に入ってからは6万5000円前後をつけています。筆者が東京証券取引所を訪れた約1年前の3万7105円と比較すると、2倍に迫る勢いであることが分かります。
当時の日経平均株価は3万7105円
東京証券取引所(東京都中央区)にて筆者撮影
(2025年3月13日)
そもそも日経平均株価ってなに?
東京証券取引所に上場する代表的な225社の平均株価。経済の動きを示す「体温計」とも言われ、ビジネスパーソンが把握すべき指標の一つとされる。
株式投資は物価高対策や将来の資金作りとして注目されています。かつて「老後3000万円問題」が議論された時期があります。最近では、初任給をNISAなど資産運用に投じる新入社員が増えていることが話題となりました。
学生でも証券市場について友人と話すことがあります。金券ショップで航空会社や鉄道会社の株主優待券を購入し、友人と旅の計画を立てることもありました。また、JR山手線に新しい通信機器が設置され、電車内での通信環境が向上するとの期待から、通信会社の株価が上昇すると予測する友人もいました。
とはいえ、株式取引そのものには手が出ません。旅行や部活動などにお金が消え、回す余裕がないためですが、それだけではありません。
なぜ株を始めないのか、理由をまとめてみました。まず一番に挙げられるのが、元本割れのリスク。この先も上昇するとの見方が主流ですが、「今がピークなのかもしれない」と考えることさえあります。
口座を開設した銀行から、何度か積立NISAを勧められ、説明を受けたこともありました。こちらは長期積立が前提となっているため、すぐにリターンを得ることはできません。投資期間が長ければ長いほど、利息が新たな利益を生む「複利効果」が大きくなるからです。
ガラス張りの円形エリア「マーケットセンター」で
取引を監視している
東京証券取引所にて筆者撮影
(2025年3月13日)
アルバイトでは、多くの場合、時給が上がっても数十円程度にとどまります。賃上げが物価高に追いついていない現状を考えると、投資で資金を増やすことが必要なのかもしれません。
預貯金として眠らせておくだけであれば、インフレによってお金の価値は実質的に目減りしてしまいます。「働いて得たお金は、価値が下がらないうちに使ってしまった方が得なのではないか」。そんな極端な考えさえ、頭をよぎってしまいます。
だからといって、頑張って投資資金を捻出したとしても年間10万円程度。仮に2倍の20万円になったとしても、大きく増えたという実感はないでしょう。ただ、少額でも株を始めていれば、世界の見え方が変わっていたのかもしれませんが。
そんな筆者の唯一の投資はPayPayポイントの運用です。このサービスは証券口座を開設する必要がないため、気軽に始められるのが大きな魅力です。主に、アメリカの株価指数(S&P500)や国債など、複数の商品にポイントを入れています。定期的にチャートをチェックしていますが、多少の上下変動を繰り返しながらも、26日時点の運用損益は+151.87%となっていました。世界的な株高傾向が続いていることがリアルに実感できます。
いよいよ投資を始める際には、儲けようという考えだけでなく、企業や社会を応援する気持ちで、ゼロになってもいい、余裕のある資金を投資に回したいものです。とはいえ、「口座はどこで開設すべきか」「手数料はどれくらいかかるのか」など、疑問や不安は尽きません。投資の世界は予測が難しく、何が正解かが定まっていない部分も多いと感じます。
株について詳しくないからこそ、毎月同じ額で購入する、複数の国・業種・銘柄を組み合わせることでリスクを分散させることなど、まずは株式投資の基本から勉強していきます。
参考記事
2026年5月25日、朝日新聞デジタル、「日経平均が続伸、終値初の6万5000円突破 中東情勢収束を期待」
2026年5月15日、日経電子版、「新人の2割「初任給はNISAへ」 世界株高、若者を覆う乗り遅れの恐怖」
2025年10月10日、日経電子版、「入社1年目で知りたかった株価の基礎 5分動画でわかる」
参考HP

