上賀茂神社を訪れて

京都市北区にある上賀茂神社は、正式名称を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といい、国宝2棟、重要文化財41棟を含む広大な敷地は全てユネスコ世界文化遺産に登録されています。三連休の中日に訪れたこともあり、境内は多くの観光客で賑わっていました。

 

まず驚いたのは境内の広さです。市街地の寺社ではなかなか味わえないほど開放的な景観が広がり、青々とした空と朱色の鳥居が映え、とても美しい光景です。

(2026年2月22日筆者撮影)

(2026年2月22日筆者撮影)

 

今回の参拝で思いがけず心をつかまれたのが「神馬」です。境内の一角で、実際に馬の姿を見ることができました。上賀茂神社では古くから馬との関わりが深く、ご祭神が神山に降臨される際に「馬に鈴を掛けて走らせなさい」というお告げに従って神迎の祭を行ったと伝わることから乗馬発祥の地ともされているそうです。白馬の艶やかな毛並みと落ち着いた佇まいがとても印象的であり、人参の餌やり体験や写真撮影に多くの観光客が列を作っていました。今年は午年ということもあり、京都新聞DIGITALによると、1月1日の午前10時半ごろから午後5時過ぎまで、京都市北区の御薗橋通一帯で上賀茂神社の初詣に伴うとみられる交通渋滞が発生し、京都市バスが最大3~4時間遅れました。30台以上の路線バスが同時に渋滞に巻き込まれるほどだったそうです。

(2026年2月22日筆者撮影)

 

また、上賀茂神社は、京都三大祭のひとつである葵祭とも深く結びついています。毎年5月の祭りでは、平安装束に身を包んだ行列が都大路を進み、上賀茂神社へと至ります。同じ賀茂氏ゆかりの下鴨神社とあわせて「賀茂社」と総称され、古代より皇城鎮護の社として朝廷の崇敬を受けてきました。広大な境内を歩きながら、千年以上前の人々も同じようにこの場所で祈りを捧げていたのだろうかと想像すると、どこか歴史が身近なものに感じられます。

 

京都には数えきれないほどの神社仏閣がありますが、上賀茂神社は特に自然との一体感が際立つ場所だと感じました。もし訪れる機会があれば、ぜひ境内をゆっくり歩き、神馬の姿にも目を向けてみてはいかがですか。写真やガイドブック以上に上賀茂神社の奥深い魅力に出会えることでしょう。

 

 

参考新聞

2026年1月1日 京都新聞DIGITAL 京都市北区で市バス30台以上が立ち往生「異常なほど混んでいた」初詣の混雑が原因か (https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1629305#goog_rewarded)

 

 

参考サイト

そうだ京都、行こう。 「京都最古のお社! 世界遺産『上賀茂神社』の見どころ・楽しみ方」 https://souda-kyoto.jp/blog/00673.html