報道写真展を見にニュースパークへ行きました

先日、筆者は横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)で開かれている「2025年報道写真展」に足を運びました。ここでは昨年、多くの関心を集めたニュース写真、約300点が展示されています。印象に残った作品を紹介します。

ニュースパークのある横浜情報文化センター(22日、筆者撮影)

写真展は去年12月で都内展示を終え、現在はニュースパークで4月19日まで開催されています。横浜スタジアムの近くに位置し、建物に入ると巨大な輪転機が見えてきます。写真展は2階で開かれており、筆者が訪れた日曜日は小さな子供からお年寄りまでの多くの人が政治やスポーツなどの写真に見入っていました。

去年は原爆投下から80年、日航機墜落事故から40年、阪神大震災・地下鉄サリン事件から30年と多くの節目を感じる年でした。疎開先から戻った子どもたちでにぎわう1945年の横浜駅ホームと親子連れでにぎわう去年の夏休みのホームの写真の対比など、蓄積された映像データを駆使した新聞・通信ならではの作品も目立ちます。また、東京写真記者協会賞グランプリを受賞した朝日新聞の「シリア絶望の収容所」の前では多くの人が立ち止まり、拷問に使われた独房や床に残されたロープの映像を見つめていました。

筆者が特に印象に残ったのは愛子さまがラオスを公式訪問された際の写真です。健康を祈る伝統儀式「バーシ―」に参加され、世界遺産の街ルアンパバーンを伝統衣装で訪問されたことが注目を集めました。また不発弾問題の啓発施設「COPEビジターセンター」の視察は紛争が絶えない世界に平和の尊さを訴えかけるきっかけになるとも感じます。クラスター弾のオブジェを見つめる愛子さまは真剣なまなざしで、今もベトナム戦争の不発弾除去が続くラオスの苦悩を感じました。

写真展を見終えた後は3階の常設展へ向かいました。ここでは情報社会における新聞の役割をゲーム感覚で学ぶことができます。同じフロアには北海道から沖縄までの紙面を読める部屋もありました。最新の宮古毎日新聞や八重山毎日新聞を手に取ることができ、まるで離島を旅している気分になりました。ニュースパークへ行ってみることをおすすめします。

 

 

参考記事:

2025年12月17日付 読売新聞オンライン 2025年報道写真展を高円宮妃久子さまが鑑賞(https://www.yomiuri.co.jp/stream/article/26561/)

2025年12月10日付 毎日新聞デジタル 「2025年報道写真展」始まる 写真記者撮影の300点を展示(https://mainichi.jp/articles/20251210/k00/00m/040/066000c)

1月10日付 朝日新聞デジタル 2025年を振り返る300点 日本新聞博物館で報道写真展始まる(https://digital.asahi.com/articles/ASV1B21F4V1BUQIP03YM.html?iref=pc_ss_date_article)