近未来を想像してみませんか?5年後の2020年。日本、あるいは自分がどうなっているのか、少し考えてみてください。
誰しもの頭に浮かんだのは、やはり東京オリンピックでしょう。2020年は開催年です。きっとその頃には日本国中が沸き上がり、五輪景気を謳歌していることでしょう。また、同年は小惑星探査機「はやぶさ2」が帰還する年でもあります。小惑星からサンプルを持ち帰る使命を帯びた「はやぶさ2」。昨年末に打ち上げられ、2020年に任務を果たし終える予定です。
他にも、発送電分離やカジノ開設なども計画されています。こう見ると2020年というのは、日本にとって「変革の年」なのかもしれません。今朝の新聞には、その変革の輪に加わる興味深い記事が載っていました。
ゲリラ豪雨の予兆を早期に発見する─。日清紡ホールディングス傘下の日本無線が、高性能な気象レーダーを開発しました。5分程度かかっていた雲の観測が、わずか30秒で可能になるそうです。積乱雲の発達過程をリアルタイムで観測でき、ゲリラ豪雨の予兆発見に役立つといいます。大学との実証実験を経て、2020年の実用化を目指します。
2020年の日本はもっと便利で、充実した環境に満ちていそうです。では、自分はどうなっているのか。近未来の自身の姿─。明日のことも想像できない私は、皆目イメージが浮かびません。
参考記事:
19日付 日本経済新聞朝刊(大阪14版)企業面「ゲリラ豪雨予兆 早期発見」