2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催をにらんで、さまざまな準備が進められている。先日も観戦チケットの当落など大きな話題となった。では、大会の成功に向けて、競技や運営のリハーサルをする「テストイベント」の存在は知っているだろうか?
週末の21日、自転車ロードレース競技のテストイベント「READY STEADY TOKYOー自転車競技(ロード)」が開催される。コースは東京五輪の自転車男子ロードレースのコースを一部短縮したもので、距離は179km、獲得標高3700mの難コースとなっている。筆者が住む神奈川県相模原市もテストルート内に入っており、大幅に交通規制される。
本番とほぼ同じコースを実際に封鎖して行うことで、通過する自治体や警察などとの連携を確認し、強化するための運営テストといった側面が強い。しかし、選手にとっても重要なチャレンジになる。本番同様に一般車両を締め出した車道を走り、コースを下見できる貴重な機会になるからだ。
郵便物・宅配物等の配達にも大きな影響が出る。
日本郵便のサイトによると
「東京2020オリンピック・パラリンピック交通対策テストの実施に伴い交通規制が行われることから、関東地方で差出またはお届けとなる郵便物・ゆうパックなどのお届けに1日程度の遅れが生じる場合がございます」
とある。オリンピックに開催に伴い、こうした影響が出てくることがテストイベントで判明することはとても有意義だ。
このテストイベントは観戦禁止エリアや歩道橋からでなければ、無料で誰でも観戦することができる。チケット予約などいらない。先日の観戦チケット抽選に落ちてしまった方にも、ぜひ足を運んでいただきたい。
今後も各種のテストイベントが開催される。大会に向けていろいろな準備が整ってきている時期だからこそ、しっかりと情報のアンテナを張って応援に駆けつけたい。自国でのオリンピック開催に立ち会えるという、一生に一度の経験になるだろうから。
日本郵政HP:
https://www.post.japanpost.jp/notification/productinformation/2019/0718_02.html
相模原市HP:
朝日新聞記事:
https://www.asahi.com/articles/ASM7L6CTFM7LUTQP022.html