今日、東京ディズニーリゾートでこの夏から人気アトラクションの「ファストパス」をスマホで取得できるようになるという記事が掲載されていました。
このパスがあれば、指定された時刻に乗りに行くと、少ない待ち時間でお目当てのアトラクションが楽しめます。アトラクション近くに設置されている発券機で、無料で手に入ります。人気が高いところでは発券までの待ち時間も生ずるため、スマホでとれるのはとても便利です。とりわけ、効率よく回りたい観光客や外国人にとってはありがたいサービスでしょう。
ですが、ディズニーファンの一人としては少し寂しくもあります。これまでのファストパスはデザインがアトラクションごとに違い、発券機もそれぞれにふさわしいものになっています。さらに、運が良いと他のアトラクションのパスがおまけでついてくることもあります。サプライズ・ファストパスとも呼ばれ、私も大人気のウエスタンランド・シューティングギャラリーを体験できるパスをゲットしたことがあります。そんなささやかな興奮が減るのは残念です。
ディズニーの楽しみはアトラクションだけではありません。フォトスポットや食べ物です。パーク内にはいくつかフォトスポットの看板があります。ファンの間では有名ですが、シンデレラ城と自分たちだけの写真をとれるスポットなどもあります。
レストランではその季節に合わせたメニューが用意されています。35周年のメニューを用意している店舗もありました。遊園地に行くと、ついつい乗り物に目が行きがちですが、それ以外にも楽しめるものがたくさんあります。
すでに入場券をスマホで購入し、そのスマホをかざすと入園できるサービスが去年から始まっています。ファストパスもスマホでとなれば、かわいいキャラクターのパスケースがいらなくなってしまうかもしれません。
そういえば、今日の各紙に「ここは永遠に完成しない場所」という東京ディズニーリゾートの広告のページがありました。これから2022年にかけて、パーク内に新しいエリアや新ホテルを開設するそうです。
時代の流れに合わせてますます便利になり進化していきますが、ディズニーだからこそ味わえる楽しみはなくならないで欲しいものです。
参考記事: 25日付 朝日新聞朝刊 (13版)38面(社会) 「ファストパス スマホでも」