6日未明に発生した北海道胆振東部地震で被災された方に、心からお見舞い申し上げます。
今月16日から18日まで北海道旅行に行く予定だった筆者。6日の地震があった当日の昼、停電が続いている映像を見て、すぐに延期を決めました。震災関連のニュースで、節電が呼び掛けられている状況を見ると、今行くのは被災者の生活を考えても申し訳ないと思ったからです。
ところが、です。本日の朝日新聞朝刊の一面には
北海道観光シーズン痛手 宿泊キャンセル「被害100億円」
とのタイトルが。すぐにキャンセルしてしまった立場として、とても申し訳ない気持ちになりました。今思えば、熊本地震や平成30年7月豪雨では、デマ情報が拡散されるほかにも、SNSに楽しそうな投稿をすると、「被災した人がいるのに不謹慎」として非難されるといった不謹慎狩りが問題となりました。改めて、災害時こそ冷静に正確な情報を集めることが一番すべきことだなと反省しています。
記事では、主に修学旅行生や外国人観光客が減ったと述べられています。しかし、今も
地震の発生数は緩やかに減少していますが、地震活動は依然として活発な状態ですので、今後1週間程度、最大震度5弱程度以上の地震に注意してください。
と気象庁が呼び掛けています。このように、強い余震が警戒されている中では、外国人の足が遠のいてしまうのも無理はありません。
以前、プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していたフアン・モリーヨ投手は、東日本大震災後、不安を抱える家族を安心させるためとして日本を離れ、その後震災で受けた精神的な打撃を理由に退団したことがあります。日本にずっと住んでいると、感覚がマヒしてしまいますが、「震度3」でも地震が頻繁に起こらない地域に住んでいる人からすれば怖いものです。
今日の新聞記事を読んでわからなかったことですが、観光は既にできるような状況なのか、もしまた強い地震があったらどう行動すればよいのか。このような情報が、観光客を呼び戻すために必要な情報だと思います。
参考記事:
15日付 朝日新聞朝刊(東京14版)1面(総合)「北海道観光シーズン痛手 宿泊キャンセル「被害100億円」」