新聞の中の商品棚

3月に入り、就活が解禁されました。大学3年生のみなさんは、忙しくしているのではないでしょうか。去年の自分が懐かしいです。そんな筆者は、昨年より忙しくしています。先日は、4月からの配属先も決まり、新たな住居を探してきました。

何もない部屋に、これから何を準備しようかと、考える楽しさを味わっています。洗濯機や冷蔵庫、電子レンジがあればいいかな。先輩からは、「炊飯器は買わなくていいかも」と助言がありました。

生活用品も整えなければいけませんが、仕事の準備もしなければいけません。就活中に使ったスーツやシャツ、靴では、毎日の出勤に間に合わないことを教えてもらいました。「シャツや下着は10枚くらいはあるかな」。そんなに必要なのかと、驚きました。

そして、今朝の朝日新聞の経済面には、スーツを紹介する記事がありました。スポーツ用品メーカーのミズノが野球のユニフォームの素材を使ったビジネススーツを売り出すことを伝えているだけです。ほとんどの人の目には留まらないであろうこの記事ですが、筆者には輝いて見えました。今までは興味もなかったものが必要になり、何から取りかかればいいのか、分からなかったからです。

ここ数日の新聞を見返してみると、読売新聞の家計面には新商品の掃除機が紹介されていました。せっかく、綺麗な部屋に引っ越すのだから、その状態を保ちたいと思い、価格を見ると8万1000円前後(想定価格)。購入は先送りしたいと思います。

日経新聞の企業面には事務用品のダブルクリップが登場していました。軽い力で書類を束ねられるのだとか。資料に埋もれてしまっては仕事になりません。大サイズの価格は10個入りで450円。これなら手が届きます。

これまでは気にすることもなかった商品の紹介欄が、とても役立つことに気づきました。生活に寄り添い、暮らしを豊かにするのも新聞の役割の一つであることを改めて感じました。

参考記事

2日付 朝日新聞 13版 8面 「商品ファイル 野球素材 動きやすいスーツ」

2月24日付 読売新聞 12版 17面 「情報ディスク 狭い場所掃除しやすく」

2月28日付 日本経済新聞 13版 16面 「What’s New? 軽い力でクリップ留め」