幸せの年玉

今年のクリスマスは、空手道場の子どもたちからプレゼントをもらいました。冬休みの旅行のお土産やブーツに入ったお菓子など、22歳になっても嬉しいもの。もう2日寝れば、お正月~。次はお年玉がほしいと思う今日この頃です。

今日の朝日新聞には、イマドキのお年玉事情が紹介されています。渡す人の範囲に決まりはないそうで、日常の付き合いで「渡したい」と思う人に渡せばいい、とあります。ふむふむ。まだ、お年玉をもらっていいのかと胸が躍ります。

そもそも、お年玉の起源は「お正月の神様=年神=の力が宿った小さな餅」。正月は家族でついた餅を年神に供えることで、新しい1年を健やかに過ごすための力が宿ると考えられていたそうです。この餅が「年玉」とよばれ、みんなに分け与えられたことが始まりとされているといいます。

12月30日に開かれた餅つき大会の様子

みんなに分け与えていたというのがお年玉の由来だったのですね。なんだか、どこかで見たような風景です。

読売新聞の埼玉県の地域面には、子ども食堂や困窮者支援に使われるフードバンクが取り上げらえています。フードバンクとは、ラベルの印字ミスや外箱の破損などで、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を企業や個人から譲り受け、支援が必要な人に無償で渡す取り組みのことです。企業や個人からの寄付は増加しており、月平均1.5トンの食料が寄せられているといいます。

筆者の地元で開かれる子ども食堂でも、フードバンクは利用されています。種類や数などは限りがあるため、「豪華なものは作れないけど、季節のものが比較的多いので、旬のものを食べさせてあげられる」と運営にあたる人は言っていました。

子ども食堂が次に開かれるのは1月6日。どんなごちそうが振舞われるのか、楽しみです。こどもたちの笑顔を見に、そして自分も年玉をもらいに行きたいと思います。

参考記事

30日付 朝日新聞 13版22面「お年玉 イマドキ事情」

30日付 読売新聞 13版27面(地域面・埼玉)「食品捨てず誰かのために」