先日、用事があって名古屋に行ったのですが、訪れたスーパーで、私は衝撃を受けました。レジが全て無人だったのです。現金専用、クレジットカード専用、キャッシュレス専用と支払い方法ごとに全て分けられており、有人のものは一つもありませんでした。私の地元ではなかなか見ない光景に新鮮さすらも感じました。
近年、どこに行っても無人レジやセルフレジがあるような気がしています。アルバイト先のドリンクを扱うカフェにも、キャッシュレス専用のセルフレジや、スマートフォンから注文できる、モバイルオーダーが導入されました。導入された当初、私は「ちょっと厄介になりそうだな」と訳もなく不安になっていましたが、想像以上に無人レジは便利なものでした。
無人レジを導入することで、客が不快な思いをする機会が減ったのではないかと思います。よくレジで接客をしていると、大量に注文する人がいますが、そのなかには申し訳なさそうに注文する人がいます。店員の負担を増やしてしまうと感じているのだと思います。しかし、無人レジで注文をすれば、店員の顔が見えるわけではないので、申し訳なさを感じる必要がなくなります。
また、言語の壁から生まれる注文のしづらさも解消されます。私のアルバイト先には、よく外国人の客が来ますが、英語が通じないベトナム人が多く、注文をする側も注文を受ける側もコミュニケーションが上手く取れず、注文とは異なった商品を提供してしまったり、個数が合わず、再注文してもらったりすることが多々あります。しかし、無人レジでは、こういった外国人向けに英語やベトナム語の表示に変えることが可能なので、言語の壁も気にしなくて済みます。
利用する側だけではなく、無人レジを導入する側にもメリットがあります。レジに人員を割かなくて済むので、他の業務に人を割くことができます。大量に注文が入っても、無人レジを利用する人が多ければ、有人レジに配置する人数を減らし、ドリンクを作るほうに人を配置することができます。また有人レジと無人レジを併用することで、有人レジのときよりも、多くの注文を受けることができます。
利用する側にも、導入する側にもメリットが多い無人レジ。これからもどんどん増えていってほしいと思うと共に、積極的に利用していきたいです。
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2月2日付 日経電子版「セブンイレブンが店頭無人コンビニ タワマンや工場に」
(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC01B380R00C24A2000000/)